カレンダー展(2)10年間のメッセージ

| 2017.09.10 Sunday

「それならそのメッセージ、フランス語にしたら?」





10年前、初めてのカレンダー制作に向けて、当時デザイナーの友人と打合せしている時だった。
「表紙には12か月のタイトルを英語で入れよう。」
「その後に、これからの夢をこっそりつけてみようかな。
いつか作品を持ってパリに行きたい・・・って。夢だからいいよね。」
そう言った後、友人が提案してくれたことだった。

Nous rêvons d'aller à Paris un jour ...
初めてフランス語で綴ったメッセージ

フランス語は、フランスワインのお店をしている友人にお願いした。
快く、夢を応援してれるように訳してくれた。
その時はまさかその後10年も続くとは、お互い思ってもいなかったと思う。




いつかパリに行きたい・・・
同じメッセージが何年も続いた。
その後、フランスに行けるかも・・・とメッセージが変わっていく。
5年後にフランス・ボルドーでの合同展に出展する。

その後もメッセージは、今大切に思うことや、夢を綴っていった。
この小さな一文のために、長い時間友人とやりとりをする。
話ながら自分の今の夢に気づく。
その時の想いに添うフランス語を、彼が選んでくれる。
それは1年に1回のかけがえのない時間となっていった。

10年目の今年もその時が来た。
不思議と今年はお互いシンプルだった。
今の想いを添えてメールで送ったメッセージ
返ってきたフランス語のメッセージ
それを見たとたん、感激した!





ここに続く10枚目の表紙
そこに綴られる10回目のメッセージ
Merci mille fois pour toute choses  !
そのフランス語は、愛情溢れる美しい贈り物のようだった。


カレンダー展(1)キラキラ、カクカク

| 2017.09.05 Tuesday




透ける和紙で作る、小さな寒天
1枚をカクカク折る。
この表現は、典具帖紙ならではなのだとつくづく思う。
ピンク、オレンジ、いろいろな色で作ったらきれいかな・・・





只今、カレンダー作り真っ只中!
今回、記念すべき10年目。
最近は写真も自分で撮るようになり、毎回まさに試行錯誤。
何に置こうか、
色は素材は、
どんな角度で写そうか。

まずは試撮り・・・と始めた時間に、たまたま自然光が射しこんだ。
光の道ができたよう。
落ちた影もまた面白いな。





作品に光があたり、光る。
カクカク、キラキラ。
なんだか宝石みたいだできれいだな・・・





この試撮り、そのまま使おうかな。
同じ光はもうこないかも知れない。


キラキラ、カクカク・・・
心も一緒にキラキラ、カクカク・・・
今年は一つ一つに10年を想う。


感じる力

| 2017.08.11 Friday




「マジックみたい・・・。」
平面の和紙が、1本のひもに変わっていく姿を見て、女の子がそっとつぶやいた。
デモの後、その女の子もまたスルスルと、美しい1本のひもを作っていた。





初めて触れる紙
知らない紙
短い時間の中で、その紙の良さをちゃんと感じてる。
小さな心に、なんて豊かな世界があるのだろう・・・





「厚い紙をクシャクシャしていると、薄い紙になる。」
・・・変わっていく様子を、手がちゃんと感じているんだね。





見本にはないデザインが、たくさんたくさん生まれた親子教室
毎回、驚きと感動の連続だった。
まっすぐな気持ちが、まっすぐに形に表われるのだろうか。
私も昔は子どもだったのになぁ・・・と羨ましくなる。

「来年もまた作りたい!」
そんな嬉しい声もたくさん頂いて・・・

来年もまた会えるかな。
小さな手は、少し大きくなっているのかな。





<< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> 72ページ中5ページ目