私の栗太郎を作ろう!

| 2018.11.12 Monday

1日教室「私の栗太郎を作ろう!」
私ならではの小物を持たせる「私の」栗太郎

ぎゃらりぃ木屋さんに特別に作って頂いた栗形の椅子
手作りの椅子は、その形その木目も豊かな表情
出来上がった作品をその椅子にのせる。





栗太郎の体は、和紙をよったマロンクリーム
顔は、栗の渋皮煮
クリームの巻具合
栗の大きさ、形、角度
手から生まれる形は、その人のかたち
小物がなくてもその姿は、本当に一人一人個性豊か





最後に思い思いの小物を作る。
お花が好き、本が好き、お菓子作りが好き・・・
いくつか見本を作っていたけれど、予想以上の豊かさだった。

「好きだけれど、私は不得意。
でも、できたらいいなと思っていたことでした。」
それを作って持たせた方
そんな発想もあったのかとハッとする。





「私の栗太郎を作ろう!」
これから生まれるたくさんの栗太郎
なんてわくわく楽しいことなんだろう・・・

紙の温度・1日教室「私の栗太郎を作ろう!」


僕のDM 記:栗太郎

| 2018.10.01 Monday

おじいさんの言った通りだった。
しばらくしたら、まんまるだった栗のイガに筋目が入ってきた。





それからイガはだんだん色が茶色くなっていった。
ある日、そのイガを見てびっクリした!
なんと自然に割れて、中から栗が顔をのぞかせていた!!

台風で落ちてしまったまだ青かったイガ
すごいなぁ・・・
僕は仲間の力に感動した。

その時僕は思った。
僕の展示DM、この仲間との写真にしたい!と。





・・・でもすでにDMには他の写真が撮ってある。
あの美紀さんのことだから、そんな思いつきではダメだと言うに決まってる・・・
でも僕は勇気を出して言ってみた。
ああぁ、コワイ・・・

「えっ!いいの!!」
どうしたんだ。
栗太郎展だから!?
美紀さんもようやく人に譲ることがわかってきたのかな。

それなら撮影で下に敷く紙、決めなきゃ。
ちがう、ちがう、そんな明るい色じゃない。
シックな感じにしたいんだ。
僕は「起毛紙の毛皮風」っていう紙を選んだ。
この紙の表情が、イガに似てるなって思ったんだ。
それにおじいさんの故郷のフランスの紙だよ。

僕は開いた栗をよく見ようと、椅子に乗った。
陶芸家のフジヒラさんが作ってくれた新しい椅子なんだ。

パチパチと、美紀さんが写真を撮った。
ええっ、もう終わり!?
ほんの数枚だよ!
もっとたくさん撮ってよ~!!
ねぇねぇ!!

・・・・・・仕事に行ってしまった。




僕はフジヒラさんの椅子に座って、しばらく仲間たちと話をした。
みんな温かくって、また楽しい気持ちになってきた。
仲間っていいなぁ・・・
!!
その時僕はひらめいた!

僕はDMを作ってくれるデザイナーのウリモトさんに、こっそり電話をかけた。
「展示会のタイトル、僕の名前を美紀さんの名前よりもグ~ンと大きくしてね!」って。

「栗太郎展」2018年11/20(火)~12/8(土)



栗の木の下で 記:栗太郎

| 2018.09.09 Sunday

9月
それは僕の季節 

友達の栗きんとん君や、栗まんじゅう君もこれから忙しいって言っていた。
僕もこの秋は忙しくなりそうだ。
なんといっても「栗太郎展」っていう僕の展示があるんだよ。

最近、美紀さんはよく僕を連れて出かける。
しばらく放っておいたくせに、調子がいいんだから。

今日は仕事の打合せに連れられて行った。
仕事を終えてその近くに栗畑があると聞き、美紀さんは大喜びしていた。
なんだかんだ言っても美紀さんも栗が好きなんだよなぁ。

車で走っていると栗畑を見つけた。
大きな栗がたくさん実ってる!





なつかしいなぁ・・・
僕もここから生まれたんだね。
僕は木に登ってみた。
上からの眺めもいいなぁ。





あっ!
下を見て驚いた!!
何と栗の実がたくさん落ちていた。
近くにはまだ青い実が山積みになっていた。





ちょうど持ち主のおじいさんがいて、僕はお話を聞いた。
この間の台風で、木も折れてたくさんの実が落ちたんだって。
今年はたくさん実って楽しみにしていたのに・・・
とおじいさんは寂しそうだった。





ぼくはしばらくおじいさんとお話をした。
栗のお話や台風のお話、昔のお話・・・
おじいさんにはたくさんの趣味があって、聞いていてとても楽しかった。
僕と同じように写真も好きだったんだって。

おじいさんはたくさんの栗の山から、こうして割るんだよ・・・と。
パカッと栗を手で割ってくれた!
僕はのぞきこんだ・・・





中から栗が出てきて、感激した!
栗は割れる前に筋が見えてくるんだって。
木の上で割れた栗は、色も濃くてとても甘いらしい。

そう言っておじいさんはいくつか割って見せてくれた。
青いイガは、中の栗も白っぽかった。
たくさんの青いイガを見て、僕も心が痛んだ。

今日、栗の木の下でおじいさんと会えたこと、たくさんお話が聞けたこと、
おじいさんの笑顔を僕は忘れない。
僕の仲間たちの姿も忘れないよ。


家に帰って、栗の枝や実を美紀さんは部屋に飾っていた。
きっとだんだん色が変わっていくんだね。





秋の展示には僕の友達も来てくれる。
そうそう、イガオくん元気にしてるかなぁ・・・

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