食卓

| 2014.02.23 Sunday

小さい頃、よく絵本を読んでいた。
毎月届く、レコード付きの絵本。
久しぶりに手元に戻ってきたその絵本は、ほんとうにボロボロ・・・
「長靴をはいた猫」、「ちびくろサンボ」、「白雪姫」など・・・美しい絵と楽しい音楽にのせた物語の数々。
繰り返し、繰り返し読んでいたようだった。





「あの食卓の場面・・・」
今も鮮明に残るその場面を探すと、ケーキやフルーツが華やいでいた。
食べ物が並ぶそのページが大好きだった。





食卓は、自分の中でとても大切なものだと改めて思う・・・。




よく祖父母のところへ立ち寄っていた。
どんな時間に行っても、いつも第一声は、「ごはん食べてく?」だった。
時々お昼ご飯をごちそうになった。

ごはんとお味噌汁、魚にほうれん草のおひたし、お豆腐・・・
いつも「なんにもないけど・・・」という祖父母。
その温かな食事が大好きだった。
食後には、必ずリンゴをむいてくれた。
楽しい会話がいつまでも続いて・・・・・・





食べ物が並ぶ風景は、いつも楽しい気持ちになる。
大好きな食卓に物語を込めて・・・


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