分ける~集まる

| 2016.08.26 Friday

教室の準備をする。
大きなものを小さく分ける。
小さなものがたくさん集まると、また楽しい何かに見えてくる。



濃淡のある紺色の和紙
1人分ずつ、小さく切り分けていく。
濃紺、青、混じり合うところ・・・1枚1枚ちがう顔に分かれていく。


穴の開いた落水紙
大きな穴や小さな穴
水が落ちてできた、自然の形



手すきの土色和紙
手の跡が残るその和紙は、切り分けてもひとつひとつに表情がある。





らくがんのような長方形
小さなパーツがたくさん集まると、また楽しい何かが生まれそう。
思わず並べてみたくなる。








小さく分かれた、それぞれの和紙
小さな形の上に、またたくさんの和紙が集まってくるんだね。

1人1人の手から、どんな顔が生まれてくるのかな。

秋の和紙スイーツ教室~お月見~


自由な和紙

| 2016.08.12 Friday





ある方に、和紙と洋紙の『作り方の違い』をお尋ねしたことがある。
「繊維を 自由に、一番良い状態で漉きあげたのが和紙」
・・・その言葉を聞いて、 とても腑に落ちた。

だから和紙は、柔らかにしなり、形も変えてくれるのだと。
繊維が自由な状態で紙になっているから、紙になってからも自由なのだと。
たくさんの可能性を秘めているのだと。 

薄い和紙を何枚も重ねて、指でなでるようにふわりと開く。
和紙がそれに沿って、柔らかな形になる。
そしてその形を保つ。





和紙をよって紐にする。
くるくる巻く。

薄く白い和紙を1枚、ちぎってのせる。
繊維が見えて、和紙がふわりと、ほどけるよう・・・
ふりかけたパウダーシュガーのように、軽やかに重なっていく。





ギャザーをよせて、きゅっとねじる。
1点でまとまり、形になる。




 
自由な和紙
想いの形になっていく。 

秘めた可能性をひも解くようでもあり、
創っていくようでもあり。

 

物語り

| 2016.08.07 Sunday

朝、洗濯物を干していた。
シーツを広げると、色が見える。
何の色?

窓からの光が、色に変わる。
シーツに虹色が映る。
すごいことが起こったように感じた。

白いシャツに映してみる。
虹色のシャツになる。


 


ふと、大好きな絵本が浮かんだ。
「私のワンピース」
着ていた白いワンピースが、行く先々でいろいろな模様に変わっていくストーリー

お花畑に入れば、お花模様のワンピース。
雨が降れば、水玉模様のワンピース。
たしか虹模様もあったような・・・
最後はどんな模様のワンピースだったかな。
楽しい物語の世界。


日々の中には、物語がいっぱい。
人の目線
花の目線
虫の目線
物の目線
いろいろな目線で、いろいろな物語が生まれる。









今年も実ったブラックベリー
毎朝積んで、もうあとわずか・・・
空に浮かぶようなブラックベリー

何を想うのかな・・・


 


小さな世界の物語り
小さな世界に大きな世界


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