薄い和紙の花びら
ふわんとつかむ
中に空気を抱くように、そっとその形を保つ
七宝文様のようにつないでいく。
どこまでも続く、どこからでも足していける素敵な文様
今日は左端から縦に、今日は横からと変えてみる。
その日は周りから埋めてみた。
最後の一枚はパズルを埋めるよう。
また一から同じ作業を繰り返す。
長い旅のような、千羽鶴を折るような・・・
祈りのようなこの時間
和紙スイーツとは、和紙を用いてお菓子から広がる
イメージを表現した倉 美紀のオリジナル作品です。
薄い和紙の花びら
ふわんとつかむ
中に空気を抱くように、そっとその形を保つ
七宝文様のようにつないでいく。
どこまでも続く、どこからでも足していける素敵な文様
今日は左端から縦に、今日は横からと変えてみる。
その日は周りから埋めてみた。
最後の一枚はパズルを埋めるよう。
また一から同じ作業を繰り返す。
長い旅のような、千羽鶴を折るような・・・
祈りのようなこの時間
茶色い机の上に置くと、何色かわからないくらい淡い色の和紙
棒状に折る。
1本づつ、きれいな色が出てくる。
淡い虹色のよう
小さな四角に切って貼っていく。
寒天の和菓子のように。
オパールのような淡い虹色
光に当たるとキラキラ光る。
甘い宝石のよう。
名古屋市東区泉の川村屋本舗さん
季節ごとに替わる生菓子が楽しみ
8月の生菓子
その菓銘もまた楽しみの一つ
和菓子から広がる物語り
「夕涼み」
渦巻の焼き印が押してあった。
蚊取り線香みたい・・・
お店の方に何の模様かお尋ねした。
昔からある焼き印で、その時々で使われているそう。
今回は蚊取り線香のイメージだけれど、水の渦など受け取る方の自由にどうぞ・・・と。
蚊取り線香が煙に替わっていく。
周りがほんのりにじんだ様子は、漂う煙のよう。
少しかすれた焼き印の線は、燃えた跡のようにも思える。
「夏祭り」
透明な中に動きも感じる色鮮やかな世界
色とりどりの浴衣
華やぐ屋台
夏祭りの賑わい
いくつものイメージが広がる・・・
小さなお菓子の大きな世界
夏祭りと夕涼み・・・
懐かしいその情景を想う。