中はシロ

| 2018.05.23 Wednesday

20年くらい前、よく図書館に通っていた時期があった。
近くに小さな商店があり、いつも手作りのサンドイッチが並んでいた。
数回買ったことがあり、ふんわり優しい味だった。

久しぶりの図書館
同じお店に、同じサンドイッチが並んでいた。
変わらぬその姿がなつかしい。
中に入り、サンドイッチを買った。

「これ下さい。」
「ありがとう。」
お店に座っていたのは、お洒落なおばあちゃんだった。

ふと懐かしいお菓子が目に入った。
なごやん
「これも下さい。おやつによく食べました。」と追加した。





おばあちゃんは笑顔で
「これは中がクロじゃなくて、シロだから優しい味だよね。」と。

・・・そうそう、これは中が白餡ベースだった。
2人で「だから優しい甘さで美味しいですよね。」と会話した。


緑あふれる公園で、サンドイッチを食べた。
ラベルの製造者に、商店と同じ苗字の女性の名前が書いてあった。
あのおばあちゃんが、ずっと作っているのかな。

20年前は話しかけたことも、話しかけようと思ったこともない。
今は何気ない会話がとても嬉しい。
幸せな気持ちでいっぱいになる。





中はシロ
なごやんも、変わらぬ優しい甘さだった。


うす紫

| 2018.05.08 Tuesday

いつからだろうか。
うす紫色が大好きになったのは・・・

売っているスカーフも服も、薄紫は遠くからでもすぐ目にとまり、
その色に惹かれるように近づいていく。


花々の美しい季節
連休中、たくさんの花を見た。
色とりどりの花
赤、ピンク、黄、オレンジ、緑、水色、紫・・・
あらゆる色が饗宴するかのよう。
溢れる色の中、やはり紫に心魅かれた。





すっと伸びたあやめ
咲きたての紫
蕾は一段と濃い青紫





これから見頃の薔薇
少し赤みよりの紫
普段なかなか出会えない紫
もしかしてこの紫が一番好きかもしれない。


藤棚が続く。
やさしい薄紫
見頃は少し過ぎたかな・・・
光が当たる、風にゆれる。
薄紫のシャワーのように。





つぼみの色
咲き始めの色
満開の色
見頃を過ぎた色
枯れた色

時間とともに移りゆく色
その時その時の色
どの色も愛おしい色


タケノコ、ベーグル、モッコウバラ

| 2018.04.12 Thursday

庭にあるモッコウバラ
この時期、やさしい黄色の花をつける。

あともう1日もすれば花開くだろうか。
ふくらむ蕾を枝ごと切った。
花瓶の中で咲いてくれるのを願って・・・





「今朝、掘ってきたタケノコ」
「ベーグルを甘いのと甘くないのを1つずつ」
2人の友人から嬉しい頂きものをした。
タケノコ、ベーグル、モッコウバラ
それぞれが身近にあるもの。
それぞれに贈り合う。


夕方、ベーグルをくれた友人からメールが届く。
「お花の枝を切って大小いろんな花瓶に飾りました。
今から筍のアク抜きをします。」
同じころ、私もキッチンで筍入りのお鍋がグツグツと・・・

タケノコ、ベーグル、モッコウバラ
同じものを持って、相手を浮かべる。
何ともほんわかした気持ちになる。





ほんの少し膨らんだかな。
花もほんわか開くといいな。


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