雨上がりの桜
桜としずく
また美しい桜の顔
鉢植えのしずく
葉っぱに包まれた一粒のしずく
キラキラと宝石のよう
ケーキの上には甘いしずく
小さなしずく
魅了するひとしずく
和紙スイーツとは、和紙を用いてお菓子から広がる
イメージを表現した倉 美紀のオリジナル作品です。
雨上がりの桜
桜としずく
また美しい桜の顔
鉢植えのしずく
葉っぱに包まれた一粒のしずく
キラキラと宝石のよう
ケーキの上には甘いしずく
小さなしずく
魅了するひとしずく
咲き始めたさくら
見上げながら歩く。
これから桜色に染まっていくんだね。
どこからか歌声が聞こえてくる。
何の歌だろう・・・
知らないけれど、なんとも温かく優しい声
大人と子供が混じり合った歌声
だんだんその音色に近づいていく。
歌声は拍手に変わる。
その光景が目に映る・・・
愛らしく並んだ桜色の小さな帽子
おめでとうの声もまた温かく柔らかく・・・
母からもらったヒヤシンスの球根二つ。
水栽培へ一つ、鉢植えに一つ。
水栽培がすっかり終わったひと月後、鉢植えのヒヤシンスが咲き始めた。
長く伸びた葉
包まれるような花
光に向かう蕾の流れ
庭に植えたヒヤシンスが咲き始めたと、母から電話があった。
ヒヤシンスが何度もつなぐ会話
来週見に行くよと伝える。
その後も日に日に花開くヒヤシンス
土がキラキラ光り、上から見ると小さな花束のよう・・・
母の庭のヒヤシンスも愛らしく咲いていた。
同じ球根のピンク
淡いピンク、濃いピンク、紫とたくさんの色が並んでいた。
暖かな日差しに誘われ、近所を散歩する。
歩みがゆっくりの母と並んで歩く。
水仙、雪やなぎ、沈丁花・・・
早春の花とたくさん出逢う。
懐かしい香りを楽しみながら、ゆっくりゆっくり歩く。
近所の方々と何度も立ち話をする。
何気ない会話が嬉しい。
坂の上の行き止まりにある桜の木
「下から見ると1枚の絵のようだよ。」と教えて頂く。
「桜が咲いたらまた見に来てね。」とも。
思いがけず長い時間になった近所の散歩
膨らみつつある桜のつぼみ
もうすぐ色づいて花ひらく
桜が咲いたら、また散歩にいこうね・・・