名古屋でもようやく涼しい秋風を感じるようになりました。
秋の味覚「栗」も、これから旬の季節を迎えます。
和紙スイーツの中に、「栗太郎」という作品があります。
もともと半立体の額装作品が、和紙スイーツの主なスタイルなのですが、ここ数年「立体作品」にもチャレンジしています。
初めての洋菓子・立体作品は、モンブラン。
あくまでも和紙を用いて、ただのモンブランを作りました。
ある時、そのモンブランを旅のお供に、光の切り絵作家・酒井敦美さんが四国へ連れて行ってくれました。
酒井さんは、現在高知の「紙逢わせ展」でもご一緒している、素敵な作家さんです。
酒井敦美さんHP
そして現地で撮られた写真がこちら。
酒井さんの素晴らしいカメラの腕前とも重なって、それはまるで生きているかのよう・・・。
立体モンブランは四国の旅で「栗太郎」という、愛らしい名前をつけてもらいました。
その後、和紙スイーツに「栗太郎作品」が生まれ、栗太郎が日々の中でお茶を飲んだり、恋をしたり・・・という、自分でも不思議な世界に広がりました。
時々自分と重ねながら、楽しんで作品にしています。
栗太郎「幼い頃」 栗太郎「ゆっクリ」
栗太郎は只今、高知の展示会場でたくさんの方と出逢いを重ねていることと思います。
栗太郎
| 2010.09.29 Wednesday
「紙逢わせ(しあわせ)展」初日
| 2010.09.08 Wednesday
その日の高知は、薄い和紙のような雲が浮かんだ秋空でした。
「いつか典具帖紙(てんぐじょうし)の里で展示ができたら・・・」と夢見ていた作品展。
それは北古味可葉さん、酒井敦美さんとの和紙をご縁にした出逢いから、3人展という何より幸せな形での展示となりました。
「紙逢わせ(しあわせ)」をテーマにした、三人三様の和紙づかいの展示会場は、それぞれの色を放ち初日を迎えました。
和紙スイーツの会場でも訪れた方々と、温かな会話を重ね豊かな時間となりました。
「甘い世界ですね。」
「和紙も喜んでいるようですね。」
「幸せな気持ちになりました。」
「何だかお腹がすいてきて、お菓子が食べたくなってきました。」
・・・などなど、ご覧頂く方からたくさんの嬉しい言葉を頂き、まさに至福の時。
今回テーマの「紙逢わせ(しあわせ)」には、和紙と出逢う幸せ、人と出逢う幸せへの想いを込めています。
和紙との出逢いがあり作品が生まれ、これまでの歩みも人との出逢いがあればこそ。
今回の展示もたくさんの方々のご協力を頂き、初日を迎えることができました。
またこれから会場で、新たな出逢いが広がってゆく喜び・・・。
作品をご覧頂いた方に、和紙の温かさと共に、ふんわり幸せな気分をお届けできたら嬉しく思います。
展示は9/26(日)まで続きます。 →詳しくはこちら
機会がありましたら、ぜひ会場へお越し下さいませ。