重色目

| 2017.03.12 Sunday

「重色目」
かさねいろめ・・・と呼ばれる配色法
平安時代に生まれた、衣服の表地と裏地の2色配色
移り変わる四季を、その色彩を、自然の美を身に纏う・・・
なんて素敵なことなのだろうと思う。





春の最初に出てくるのは「梅」
梅、梅重ね、紅梅、つぼみ紅梅・・・
繊細な配色、美しい名前、その意味

2色の間にある色は、2色が重なった「重なり色」
当時の絹は薄かったので、裏地が透けたためだという。
透けて見える色
新たに生まれる3つ目の色





まるで典具帖紙を重ねた時のようだと思った。
2色の和紙を重ねてみる。
重色目はこんな様子だったのかな・・・

「紅梅匂(こうばいのにおい)」という重色目
「におい」を色に表す感性がすごい!
匂いは、同色系の2色濃淡のグラデーションで表現するとのこと。
確かに匂いは、やわらかな色の流れのようかもしれないな。 





 


「裏梅(うらうめ)」という配色もあった。
梅の花を裏から眺めた配色ではないかと記されていた。
重ねた2色には、物語が秘められているよう。





逆光の梅の花
また違う表情を魅せてくれる。
重色目だと、どんな2色になるのかな・・・ 

 

季節とともに

| 2017.02.16 Thursday

二十四節気と七十二候
ある和菓子の本をきっかけに、興味を持ったその世界
増えていく季節や行事の本

 




立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨
なじみのなかった言葉も多々 あり、その意味を調べては感心、感動。
とうふうこおりをとく、うぐいすなく、うおこおりをいずる・・・
七十二候にいたっては、未知の世界
植物、動物、空、風、水・・・
わかりやすい言葉と、美しい表現にさらに感心、感動。 


身近にある季節の色たち
行事の色、和紙の色、花の色・・・











生きるもの、愛でるもの、使うもの、食すもの・・・
ふだんの暮らしの中に、その表情はたくさんあるんだね。

ひと足早い桜の和菓子 
色の意味、形の意味、名前の意味を想う。
やわらかな桜色
ひと色差した眩しい緑




 
二十四節気と七十二候
季節と行事とお菓子と和紙と。
うつりゆく季節の中で、重ねていけたら嬉しいな。

 

洋菓子に四季を重ねて

| 2017.02.07 Tuesday

久しぶりに作る洋菓子の立体作品

本物のケーキをいくつかじっくり観察する。
大きさ、色、香り、飾り、味、名前・・・
華やかなケーキは、たくさんの美しいものをまとっているんだね。

 


どんな形がいいのかな。
どんな色がいいのかな。
どんな飾りがいいのかな。

イメージの色を決めていく。
ピンク、緑、茶色、白
それぞれ何のケーキにしようかな。
どんなデザインにしようかな。 

 




和紙を広げて色を見る。
グラデーションがきれいだな・・・
薄い和紙を重ねて見えてくる色に、何度も何度も心ときめく。
どの部分を使おうかな・・・
緑のケーキは、ピスタチオかな。

 



ピンクのケーキはビスキュイをつけて。
ころころぷっくりかわいい形
穴のあいた落水紙を重ねて表情を出す。
ピンクを1枚重ねたら、ビスキュイもほんのり春色に。

飾りはやっぱりフランボワーズ。
丸めた和紙をたくさんたくさん・・・

 






ショコラのケーキは、シックだけれどキラリと光る大人のケーキ
どんな飾りにしようかな。
果物じゃなくて ナッツがいいな。
ナッツから、実りの秋をめぐらせる。





最後のケーキは真っ白に。
飾りの色を迷ったけれど、白1色で作ってみよう。

和紙をよって紐状に
光が当たってきれいだな・・・
それをつないでくるりとまいて。
コームでつけた模様のように・・・


 



いつの間にか、4つのケーキは四季のよう
春・夏・秋・冬

それぞれの色
それぞれの形
それぞれの物語


 

洋菓子にもまた季節を込めて・・・

 

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