寄り添う ~展示を終えて~ 

| 2011.08.08 Monday

展示を終えた翌日は、ぼんやりと夢の余韻を感じながらも
どこかその向こうを見ているようです・・・。

加納登茂美・恒ご夫妻の「和の紙」会場は、最後まで温かな空気に包まれていました。
暑い中、足を運んで下さった皆様に心よりお礼申し上げます。

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「和紙に寄り添いながら作品を作っている・・・。」
そう話されたご夫妻の言葉が心に響きました。

寄り添う。

ご夫妻が寄り添っているのは、和紙だけではありませんでした。
おみえになるお客様一人一人に寄り添い、優しくお話しされている。

寄り添ってもらうと、心は嬉しい。










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そんな想いで作られた和紙も、きっと嬉しいと思う。
だから和紙もまた、優しく人に寄り添ってくれる・・・。



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会場に置かれていた、素敵なメッセージ。
~ 夢見るDNA ~



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天井から吊るされた明りアートはらせん状・・・。


作品から感じる想い。
その向こうにある、作り手の想い。
和紙を手にとって下さる方々の想い・・・。

いくつもの想いを感じて、またその先へ・・・。

顔が見える喜び

| 2011.08.08 Monday

「合格点でしょうか・・・?」

「百点です!!」




数年前、個展をしたノリタケの森ギャラリー。
ギャラリーの下は素敵なレストラン。

「会期中にカフェで食べられるケーキを作品にして、会場に飾るというのはいかがでしょうか?」
そんな私の提案を、レストランのシェフは快く受けて下さいました。

見本に頂いたケーキは、優しい甘さで心もゆったりしてくるような味・・・。
シェフのお人柄そのままの美味しさです。
実物を見ながら、心を込めて和紙スイーツ作品へと仕上げました。

個展会場に来て下さったシェフから、完成した作品へ頂いたのが何とも嬉しい冒頭の
お言葉でした。


先日、久しぶりに訪れたレストラン。
そこへシェフが出てきて下さり、大感激・・・。
変わらず大らかで素敵なシェフ。
お話しているだけで楽しく嬉しくなってきます。
華やかなデザートを頂きながら、甘く幸せなひと時・・・。


「恐竜のシュークリームを作ったんですよ。」と、シェフ。

「恐竜のシュークリーム!?」

今、ノリタケの森では「恐竜コレクション」というイベントを開催中。
見ると森内のあちこちに恐竜の姿が・・・。

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そしてカフェではシェフの力作「恐竜クッキー・シュー」

見ているだけで楽しくなってきます。
しっかり焼かれたシューの中には、美味しいクリームがいっぱい。
頂きながら何とも幸せな気分です。

ここでもふんわり優しいシェフの味。
作った人の顔が見えるって、本当に嬉しい。
美味しさが何倍にも膨らむよう・・・。

いつかまたシェフのケーキと一緒に展示ができるといいな・・・。



~9/4まで「恐竜コレクション」
ノリタケの森

こつこつ・コツコツ

| 2011.08.05 Friday

展示会場は夢の空間。
開催中は毎日夢心地・・・。
作品を前にいろいろな方とお話ししながら至福の時が流れます。

・・・一方で作品作りはこつこつ・コツコツ。

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和紙を丸めて小さな粒作り。
単純作業も少しづつ異なる色を楽しんで・・・と、
いつもならそう思えるのですが、
今回はあまりの数にその楽しみもどこへやら・・・。



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毎日たくさん作っても、積み上げるとほんの少し。
また作り続ける丸い粒。

こつこつ、コツコツ。
いったい、いくついるのだろう・・・。
まだまだ遠い道のり。
間に合うのだろうか・・・。

でも、どうしても作りたい。
最後に1枚覆った姿を見てみたい。

こつこつ、コツコツ・・・。



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・・・ようやく完成した夏の和菓子。

只今、展示会場でスポットを浴びています。

作品は、突然置かれた明るく賑やかな場所に驚いているのかな。
それとも至福の時を楽しんでいるのかな・・・。


加納登茂美・恒ご夫妻・「和の紙」展

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