甘い色がふんわり楽しく広がって、
優しい光が届くといいな・・・
そう思い、作り始めた額装作品
オレンジ、ピンク、レモン色
クッキー、キャンディー、アイスクリーム
楽しいお菓子を重ねて
優しい甘い色で包んで・・・
一つずつ増えていくお菓子のパーツ
一つずつ作りながら、いろいろ想う・・・
作りながら、日に日に変わっていく想い
変わっていく作品
たくさんになったパーツを並べてみる
並べながら、またいろいろ想う・・・
今までの想い
これからの想い
今の想い・・・
今の想いは、どんな形で、どんな色
作品は、ちゃんと今の想いに合っているのかな。
甘い色は、紺色に移り、
夜空になって・・・
またひと色違う、甘い色
想い
| 2012.06.10 Sunday
小さな世界
| 2012.06.07 Thursday
目に映る小さな世界
窓から眺めるいつもの景色
日差しが強くなってきたんだな・・・
斜めに射す光がきれい
紫陽花が色づいて・・・
ぼんやり眺める小さな世界
お皿の上の小さな水羊羹
外へ手を伸ばしてみたら、急に大きな山のよう・・・
溶け合う緑がきれいだな
山は光のグラデーション
小さな粒は、何が光っているんだろう・・・
ガラスの器は、どこから虹色をもらってきたのかな・・・
小さな小さな世界
心大きく広がる世界
典具帖紙
| 2012.06.01 Friday
透けるほどに薄い和紙「典具帖紙」(てんぐじょうし)
かげろうの羽にたとえられる、極薄の和紙
和紙の向こうにかざした手が透けて見える・・・
「これが和紙ですか!?」
と、驚かれることもしばしば。
いろいろな紙を使ううちに辿り着いた、この美しい和紙
様々な色、濃淡、ぼかし・・・
作り始めた頃は、何枚か重ねて出来る色合いに心躍らせていました。
それは美味しそうな焼き色だったり、
美しいグラデーションだったり、
思いがけない表情だったり・・・
今はこの一枚の薄さも、作品の中で表現できたらと思っています。
美術品の修復にも使われる、典具帖紙
縁の下の力持ちのようにも感じます。
空気を包み込むような和紙
夢のように甘い和紙
秘めた可能性の和紙
その和紙を、羽のように軽やかに舞わせたいな・・・