かげろうの羽

| 2012.10.03 Wednesday

かげろうの羽・・・そう喩えられる、極薄の和紙・典具帖紙(てんぐじょうし)
透けるほどに薄く、はかなくもあり、とても美しい




典具帖紙を広げて、ふわりと窓際に置く
光と空気の中、まるで生き物のように浮遊して・・・
ゆらゆらと形を変え、見ていると何だか心地よく・・・





落水紙(らくすいし)という、穴のあいた和紙と重ねてみる。
見え隠れする表情、包まれた空気感がまた美しく、
透けた向こうにある魅力は何だろう・・・





薄い薄いその1枚に、まだまだ秘めた可能性がたくさんあるようで、
かすかな風で、またゆらゆらと・・・
ゆらぐ様子を眺めつつ、広がる世界を感じる日々


笑顔の花

| 2012.09.24 Monday

最近になって、ようやく咲き出した朝顔



するするとツルを伸ばし、一番高いところまで辿りついてから花咲かせて・・・
秋の空気と、夏の花
美しい秋空に、青い朝顔

ぱっと開いた丸い形は、こころ楽しくなるようで・・・


先日行った和紙スイーツ教室
秋のミニ和菓子

溢れるたくさんの笑顔
作品のまわりの和やかな空気



小さな和菓子を箱に入れ、たくさんの作品が集まるとまた華やいで・・・

作品で表現したいのは、リアルなお菓子ではなく、そのまわりに生まれる和やかな空気
そんな大切なことを、あらためて心に刻みます。

たくさんの笑顔の花が咲きますように・・・





| 2012.08.20 Monday

朝、水やりをしている水滴から
ガラスを通した光から

突然、現れる小さな虹

虹が現れたとたん、
見つめる先は虹
心も虹で埋まるよう


帰省先のカフェ
窓際の席
座ったとたん、虹の線





ガラスの角から屈折して射す、虹の光

白いグラスは、虹色に
白いお皿は、虹模様









時間と共に薄れゆく虹・・・
つかの間の虹

過ぎてしまえば、夢のよう

いつかまた出逢う虹
出逢う夢


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