かげろうの羽

| 2012.10.03 Wednesday

かげろうの羽・・・そう喩えられる、極薄の和紙・典具帖紙(てんぐじょうし)
透けるほどに薄く、はかなくもあり、とても美しい




典具帖紙を広げて、ふわりと窓際に置く
光と空気の中、まるで生き物のように浮遊して・・・
ゆらゆらと形を変え、見ていると何だか心地よく・・・





落水紙(らくすいし)という、穴のあいた和紙と重ねてみる。
見え隠れする表情、包まれた空気感がまた美しく、
透けた向こうにある魅力は何だろう・・・





薄い薄いその1枚に、まだまだ秘めた可能性がたくさんあるようで、
かすかな風で、またゆらゆらと・・・
ゆらぐ様子を眺めつつ、広がる世界を感じる日々


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