お菓子の色を浮かべて和紙を探す。
イメージに重なる色を求めて・・・
お世話になっている紙の温度さんで、典具帖紙の「和紙スイーツカラー」コーナーを設けて頂いた。
全12色
まだ調整中の色もあるけれど、お菓子の色が並ぶ嬉しい棚となりました。
その1色でもある葡萄色
紫、赤紫、青紫、深い青・・・
1枚にいろいろな葡萄が並んでいるような染めです。

この時期、果物売り場に並ぶ様々な葡萄
年々種類も増えるよう。
先日、ある葡萄を見てハッとした。
実の色が赤紫、青紫などいろいろでまるで葡萄色の和紙みたい!

思わず買ってしまった。
自然の色ってすごいなぁ・・・
今度は葡萄が和紙の色みたい。

透けるほどに薄い和紙、典具帖紙
1枚、2枚、3枚と重なるごとに色が濃くなり、
重なるごとに色が混じり合ってゆく・・・
おじいさんの言った通りだった。
しばらくしたら、まんまるだった栗のイガに筋目が入ってきた。

それからイガはだんだん色が茶色くなっていった。
ある日、そのイガを見てびっクリした!
なんと自然に割れて、中から栗が顔をのぞかせていた!!
台風で落ちてしまったまだ青かったイガ
すごいなぁ・・・
僕は仲間の力に感動した。
その時僕は思った。
僕の展示DM、この仲間との写真にしたい!と。

・・・でもすでにDMには他の写真が撮ってある。
あの美紀さんのことだから、そんな思いつきではダメだと言うに決まってる・・・
でも僕は勇気を出して言ってみた。
ああぁ、コワイ・・・
「えっ!いいの!!」
どうしたんだ。
栗太郎展だから!?
美紀さんもようやく人に譲ることがわかってきたのかな。
それなら撮影で下に敷く紙、決めなきゃ。
ちがう、ちがう、そんな明るい色じゃない。
シックな感じにしたいんだ。
僕は「起毛紙の毛皮風」っていう紙を選んだ。
この紙の表情が、イガに似てるなって思ったんだ。
それにおじいさんの故郷のフランスの紙だよ。
僕は開いた栗をよく見ようと、椅子に乗った。
陶芸家のフジヒラさんが作ってくれた新しい椅子なんだ。
パチパチと、美紀さんが写真を撮った。
ええっ、もう終わり!?
ほんの数枚だよ!
もっとたくさん撮ってよ~!!
ねぇねぇ!!
・・・・・・仕事に行ってしまった。

僕はフジヒラさんの椅子に座って、しばらく仲間たちと話をした。
みんな温かくって、また楽しい気持ちになってきた。
仲間っていいなぁ・・・
!!
その時僕はひらめいた!
僕はDMを作ってくれるデザイナーのウリモトさんに、こっそり電話をかけた。
「展示会のタイトル、僕の名前を美紀さんの名前よりもグ~ンと大きくしてね!」って。
「栗太郎展」2018年11/20(火)~12/8(土)
「紫式部」
今年の春に届いたご飯茶碗の名前
陶芸家・藤平三穂さんの作品
栗太郎の椅子も藤平さん作
この秋の栗太郎展には、新たに家族の椅子も登場する。
今年の初めからその注文で、時折りメールのやりとりをしていた。
紫式部の写真を添えながら ・・・
・・・・・・ この小さな花は何だろう。

ある日、鉢植えに愛らしい薄紫の花が咲いていた。
初めて見る花だった。
・・・・・・!!
それは昨年買った紫式部!
いつも枯らしてしまい、花をつけたのは初めてだった。
藤平さんのメールに花の写真を添えた。
椅子はもういくつか出来上がっていると教えてくれた。

実が色づき始めた頃、栗太郎の家族の椅子が届いた。
お父さん用、お母さん用、妹用
どれも個性豊かな椅子で、感激した!
それぞれの椅子に作品を座らせ、感動を伝える。

小さいながらも美しい紫色の実がついた。
メールに写真を添える。
昨年の秋、一緒に過ごした京都
散策中、紫式部を見つけ夢中だった私を思い出すとメールにあった。
お茶碗のデザインも名前もそこからだった。
外側は、水色と青い水玉模様
それが内側に続き、水玉は小さくなって紫色に・・・

「紫式部」
毎日大切に使っている。
物語りをのせた大好きなお茶碗
陶芸家 藤平三穂さん