八重咲きのチューリップ
時がたち・・・大きく花開き、ゆるやかにたれ下がる。
花びらが1枚、ぽとりと落ちていた。
色あせて、薄くなった花びら
それはとてもきれいだった。
真珠のような、シルクのような・・・
うつりゆく色
友人と桜並木を歩く。
よく咲いている木
まだまだ蕾の木
同じ木の中にも、よく咲いている枝
つぼみの枝
「日当たりの違いなのかな。」
「すぐ隣なのに不思議だね。」
こんなふうに咲く前の桜をじっくりみるのもまた新鮮
つぼみ、ふくらんで、今にも咲きそうな花、開いた花
しだいに色ずくその様子
「イメージの桜色は、咲く前の色に近いかも。」
「開いた桜は、白に近いんだね。」
花を見つめながら、こぼれるような会話が続く。
桜色のグラデーション
うつろう色
桜色に染まる時
うつろう色
さくらの向こう
ちらほらと咲き始めた桜
優しい桜色、かけがえのない花
毎年、一枝二枝 求めている小さな桜の切り花
今年はその枝をたくさん頂いた。
日に日に花開き、今まさに満開に。
今年は部屋の中で、ひと足早いお花見のよう。
栗太郎作品の中にある小さなお花見作品
桜とお花見団子
桜の頃にいつも浮かべる。
祖母との想い出の作品
「縁側」

縁側で祖母とよく話をした。
いつもたわいもない話
今日の出来事、嬉しかった事、咲いている花、おいしい食べ物・・・・などなど。
あっという間に過ぎる時間
懐かしく幸せな時
婚約指輪をもらった時、輝くダイヤが嬉しくて縁側で祖母に見せたことがある。
「おばあさん、キラキラしてすごくきれいでしょう!!」と。
祖母はゆっくり笑ってこう言った。
「おばあさんも毎日見てるよ。」と。
そうか、おばあさんもダイヤの指輪持っているんだ・・・。
そう思った。
「朝露が朝日に光ってキラキラとダイヤモンドのようで、おばあさんはいつも見ているんだよ。」と。
この時、桜の季節ではなかったと思う。
それでも桜を見ながらいつも思い出す。
小さな小さな縁側で、世界は大きく広がっていた・・・・・・
和紙の花
和紙作家・佐治直子氏の「和紙の花」
ご自身で漉かれた和紙
考案された花のデザイン
紙の手しごと教室「和紙の花」
和紙を切る。
染める。
組み立てる。
型紙も下書きもない自由な形
クチナシで染めた自然の色
和紙が色を吸っていく。
乾かしてまた形作る。
どんな形も受け止めてくれる・・・佐治さんの優しい和紙

窓からの光こぼれる明るい教室
やわらかな空気
和やかな会話
一人一人ちがう花
それぞれの和紙の花
光に透けた感じもきれいだな。
「手でちぎっても、いいですか?」
「シワをよせても、いいですか?」
「茎の色を白に変えても、いいですか?」
感じたままを手にのせて、自由に作れることがとても嬉しい。
すっと細い茎をグラスに立てる。
一輪挿しが良く似合う・・・
なにか物語りが始まりそうな、和紙の花
佐治直子氏「紙のてしごと教室」
ギャラリー ドゥ・セーヌ八事