うつろう色

| 2017.04.05 Wednesday

八重咲きのチューリップ
時がたち・・・大きく花開き、ゆるやかにたれ下がる。
花びらが1枚、ぽとりと落ちていた。





色あせて、薄くなった花びら
それはとてもきれいだった。
真珠のような、シルクのような・・・
うつりゆく色





友人と桜並木を歩く。
よく咲いている木
まだまだ蕾の木
同じ木の中にも、よく咲いている枝
つぼみの枝
「日当たりの違いなのかな。」
「すぐ隣なのに不思議だね。」

こんなふうに咲く前の桜をじっくりみるのもまた新鮮
つぼみ、ふくらんで、今にも咲きそうな花、開いた花
しだいに色ずくその様子
「イメージの桜色は、咲く前の色に近いかも。」
「開いた桜は、白に近いんだね。」
花を見つめながら、こぼれるような会話が続く。





桜色のグラデーション
うつろう色
桜色に染まる時

 

さくらの向こう

| 2017.03.31 Friday

ちらほらと咲き始めた桜
優しい桜色、かけがえのない花

毎年、一枝二枝 求めている小さな桜の切り花
今年はその枝をたくさん頂いた。
日に日に花開き、今まさに満開に。
今年は部屋の中で、ひと足早いお花見のよう。





栗太郎作品の中にある小さなお花見作品
桜とお花見団子
桜の頃にいつも浮かべる。
祖母との想い出の作品
「縁側」 






縁側で祖母とよく話をした。
いつもたわいもない話
今日の出来事、嬉しかった事、咲いている花、おいしい食べ物・・・・などなど。
あっという間に過ぎる時間
懐かしく幸せな時


婚約指輪をもらった時、輝くダイヤが嬉しくて縁側で祖母に見せたことがある。
「おばあさん、キラキラしてすごくきれいでしょう!!」と。
祖母はゆっくり笑ってこう言った。
「おばあさんも毎日見てるよ。」と。
そうか、おばあさんもダイヤの指輪持っているんだ・・・。
そう思った。





「朝露が朝日に光ってキラキラとダイヤモンドのようで、おばあさんはいつも見ているんだよ。」と。


この時、桜の季節ではなかったと思う。
それでも桜を見ながらいつも思い出す。 
小さな小さな縁側で、世界は大きく広がっていた・・・・・・

 

和紙の花

| 2017.03.30 Thursday

和紙作家・佐治直子氏の「和紙の花」
ご自身で漉かれた和紙
考案された花のデザイン

紙の手しごと教室「和紙の花」
和紙を切る。
染める。
組み立てる。





型紙も下書きもない自由な形
クチナシで染めた自然の色
和紙が色を吸っていく。
乾かしてまた形作る。
どんな形も受け止めてくれる・・・佐治さんの優しい和紙





窓からの光こぼれる明るい教室
やわらかな空気
和やかな会話


 


一人一人ちがう花
それぞれの和紙の花
光に透けた感じもきれいだな。


「手でちぎっても、いいですか?」
「シワをよせても、いいですか?」
「茎の色を白に変えても、いいですか?」 
感じたままを手にのせて、自由に作れることがとても嬉しい。





すっと細い茎をグラスに立てる。
一輪挿しが良く似合う・・・
なにか物語りが始まりそうな、和紙の花


佐治直子氏「紙のてしごと教室」
ギャラリー ドゥ・セーヌ八事

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