| 2010.12.25 Saturday
クリスマスの主役の一つはスイーツでしょうか。
和紙スイーツのもとにあるのも、甘く華やかなスイーツ・・・。
先日、1人で簡単な昼食をとった後、
ぼんやりと食後のコーヒーを飲んでいました。
そこへお店の方が「女性の方には、デザートが付きます。」
と、小さな苺タルトを優しく出してくれました。
思いがけないデザートに、驚きと嬉しさが・・・。
温かな光がそっと心に灯ったような感じでしょうか。
しばらくその愛らしい姿を眺めてから、タルトを頂きました。
甘く優しい味が広がり、気持ちも温かくなり、
お菓子の力、お菓子の魅力をあらためて感じたひと時でした。
そんな嬉しい思いから、今年のクリスマスケーキには苺タルトを作りました。
家族の顔を浮かべながらのケーキ作りはとても豊かな時間です。
和紙スイーツ作品のもとにあるのはスイーツですが、その奥にあるのは温かな愛情・・・。
手作りのお菓子から感じる愛情を、やはり温かな愛情あふれる和紙で、感じた想いを形にしていけたらと思います。
今日は食べられるスイーツを、久しぶりに家族とゆっくり楽しみたいです・・・。
| 2010.12.06 Monday
| 2010.11.25 Thursday
甘く幸せな空気に包まれたウェディングは、どこかスイーツと重なります。
今回の個展で、長い和紙をウェディングロードに見立て、ベリーのケーキたちを飾りました。
写真を撮ろうと覗き込んだら、そこに「スイーツの世界」が現れてハッとしました。
私が和紙と出逢ったのは、OL時代に機会を頂いたウィンドーディスプレイ。
期間限定で、たたみ一畳分ほどの空間に、季節の風景と創作紙人形を飾っていました。
春は桜の花と新入生。夏は海辺の人魚姫。
秋は萩の花とかぐや姫。冬はガラスの靴とシンデレラなど・・・。
その材料に自然と和紙を選び、またイメージ表現の楽しさに触れた機会でもありました。
当時、表現する楽しさを強く感じながらも、その道を踏み出すことはありませんでした。
その後長い時間が流れる中、その時触れた表現の楽しさがずっと心に灯っていたように思います。
今回このスイーツ・ウェディングを制作し、
いろいろな道を辿りながらもまた同じ場所に戻ってきたように感じました。
新郎新婦から始まり、ベリーケーキの参列者には、両親・友人・カメラマンなど様々な物語をのせています。
長い和紙にはところどころピンクの模様があり、幸せ色の人影のようです。
たくさんの方々に幸せな空気が届きますように。