うれしいとき

| 2015.10.11 Sunday

うれしいとき、
お菓子を作りたくなる。

どうしてかな。


先日始まった、中央ライフカレッジでの和紙スイーツ教室
初めての継続講座

とてもとても楽しい時間だった。 
どうしてこんなに良い方ばかり集まったんだろう・・・と思ったくらいだった。

講座を終えても嬉しい想い気持ちでいっぱいだった。
どこか落ち着かない気持ちで買い物に・・・・・・

「お菓子が作りたい。」
自然とお菓子の材料のところへ向かっていた。





小学生の頃に作ったショートケーキ
スポンジケーキが予定の半分の高さにしか膨らまなくて・・・
もう一度焼いたけれどまた半分の高さ

なんとこの固いスポンジを2枚重ね、間にクリームと果物をはさみ、全体にクリームを塗った。
高さだけは予定通り
これを友達の誕生日に持っていった。

友達家族は、美味しい!美味しい!と食べてくれた。
お兄さんが、「これはクッキーみたいなケーキなんだね。」と言いながら、たくさん食べてくれた。
皆の笑顔が嬉しくて、お菓子を作ることはなんていいことなんだと思った。
そんななつかしい想い出もめぐる・・・





うれしい気持ちで作品を作り始めた。
どんな形になるのかな。


和紙スイーツ教室を終えたとき、お1人の生徒さんがおっしゃった。
「皆さん、和紙のような温かな方ばかりでしたね・・・」と。
和紙と重ねたその言葉をとても素敵に思った。





うれいいとき、
お菓子を作りたくなる。

幸せな想いを伝えたいからかな。



ありがとう

| 2015.09.25 Friday

CBCテレビの情報・報道番組「イッポウ」で、和紙スイーツを紹介して頂きました。
たくさんの方のお力とご縁のおかげと心より感謝しています。

楽しい雰囲気での撮影中、質問に答えながら作品と向き合いながら、いろいろな想いが巡りました。
今と昔を行き来するように・・・





好きなこと、仕事にしたいと夢中で向かった日々
お菓子の先生になりたい・・・と。

いくつもの教室に通っていた頃、素敵なお菓子教室と出逢った。
楽しい時間、美味しいお菓子、先生のお人柄・・・自宅に戻っても嬉しい気持ちでいっぱいだった。
この嬉しい気持ちを伝えたい。
ありがとうございました・・・と、このお菓子を何か形にして、お便りしたい。

じっと見つめたりんごのタルト。
並べたりんご1枚、1枚
これを紙で並べたら・・・ 
紙を貼った小さなケーキ





習ったお菓子を紙で作り続けていくうちに、いろいろな紙を使ううちに、和紙にたどりついていった。
ありがとうから始まった小さな形

念願のケーキ講師になり、出逢ったたくさんの人たち
美味しい笑顔で包んでくれた生徒さん
見送ってくれた温かな仲間
ありがとう。

独学で歩んだ、和紙スイーツ
最初は真っ暗闇だった。
その道でお会いした方々に、一つ一つ光を頂くようだった。

展示会場や教室で触れる甘い笑顔
真剣に向き合って下さる仕事の方
ホームページでつながる顔も名前も知らない方々
戻る場所のような昔からの友人
心寄りそうアートの仲間
ありがとう。





「ありがとう」というタイトルの大切な作品
なかなか言葉にできないこともある、ありがとう。

今、またちがう想いのありがとう。
どんな形になってゆくのだろう。
また、ありがとうから始めていきたい・・・

 

原点

| 2015.09.04 Friday

わがまち図鑑『咲楽』様9月号に、和紙スイーツを掲載して頂きました。





和紙スイーツが生まれたきっかけは・・・
お礼状のハガキに貼った、小さな紙のケーキ
取材の際、ワクワクしたまなざしで聞いて下さるご担当者に、話は次第に原点までさかのぼり・・・


久しぶりに開いたアルバム
建材商社在職中の出来事
会社のすぐ近くに出来た大きな工事現場

現場の仮囲い
そこに設けられた、たたみ1畳分ほどのショーウィンドー 
勤めていた会社の建築材料で作られた、岩や木などの小さな風景
夜になると、岩や木から小さな電球がキラキラと輝いていた。


 


「木に飾りをつけたら、クリスマスのようできっと楽しくなるんだろうなぁ・・・」
そんな提案がきっかけで、始まったディスプレイ

なんの知識もないまま、 季節をテーマに取り組んだ1年半
ひな祭り、入学式、ウェディング
人魚姫やシンデレラ、初夏の風・・・
選んだ材料は、「紙」
紙人形に小さな物語りをのせて。

多くの方が目にして下さり、恥ずかしくもあり、嬉しくもあり・・・
苦労しながらも、なんとも幸せな時間だった。
期間中、季節をイメージする形や色のことばかり考えていた。

 




ビルの完成と共に、消えていったウィンドー

その後、大好きなお菓子の仕事に就いて、
和紙と出逢って・・・

その時の想いが、ずっと心に灯っていたのだと思う。



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