小さな春

| 2016.02.15 Monday

「成人式のお祝いは、雛人形にしたから。」
「嬉しいでしょう!」

母から満面の笑みでそう言われた、二十歳の春
きっと、きょとん・・・としていたのだと思う。

「お嫁に行くとき、持って行きなさいね。」
そうも言われた・・・





母が大満足で購入した雛人形。
お内裏様とお雛様

華やかな色が、冬の空気を彩る。
朱色、黄色、桃色、萌木色・・・
小さいけれど、その空間が春のよう。

なかなか良いお祝いだったのだな・・・と、
今になってそう思う。


その後も母からは、毎年のように小さな雛人形をもらう。
折り紙、布、陶器、ガラスなどなど
飾ると、家中小さなおひな様に囲まれているようでもあり・・・ 






先月頂いたロウバイの花が、ポトポトと花を落としていた。
近くに飾っていた小さな雛人形とよく似合う。

雛人形をながめつつ、
春を想い
春を待つ

 

春は黄色から

| 2016.01.28 Thursday

紙が好き、お菓子が好き
そこにある色が大好き

~お菓子で季節を飾る~ をテーマに始まった定期教室
色もまた、季節をあらわす大切なもの
春のお菓子は、春の色
はるいろ・・・やわらかなその響き


 


久しぶりに開いた色名の本
菜の花色、萌黄色、桜色・・・
名前の奥には、物語が広がって・・・
それぞれの色
和紙と合わせながら選んでいく





菜の花色で作る、和菓子の菜の花
小さな姿に一面の菜の花を咲かせて

春は黄色から始まるー
そんな言葉も思い出す。
冷たい空気の中、暖かな光のような黄色
一足早い春を運んでくれるかな。




和紙スイーツ教室3月「春の和菓子」


ハレの日、ケの日

| 2016.01.22 Friday

「ハレの日、ケの日」
ふと目にした一文

「ケの日」ってなんだろう・・・?
調べてみたら、「晴れの日」に対して「普段の日」という意味だった。

最近、普段の日々に、目に映る小さなできごとに、心みちる。
その背景に物語を浮かべながら・・・





先日、雪の中に鮮やかに咲くロウバイを見た。
白一色の世界に、黄色い宝石がちりばめられたよう。
はっとするほど美しかった。

数日後、感激をその家の方にお伝えした。
すると惜しげもなく、枝を切って下さった。
嬉しさで心みちる・・・

毎日くりかえす日々に、毎日新しいことがあるようで。
小さいけれど、心いっぱいのできごと。





早春の香りが家の中に漂う。
明るい黄色が、冬の冷たい空気をゆるめるよう。

ハレの日、ケの日
ケの日の中に、心ハレの日


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