和菓子は手のかたち

| 2017.06.22 Thursday

季節を先取る和菓子
小暑の頃
「朝顔」

白いういろう生地
まわりはピンク
中心は黄緑
丸い形が、みるみる姿を変えていく。






使ったのは「手」だけ。
穴を開ける、広げる、たたむ。
手がたくさんの道具に変わる。
手の形が、お菓子のかたち

最後にここをつまんで・・・





2本の指で、ゆっくりしっかりつままれた。
花びらがふわりと開く。
茎がすっと立ち上がる。
手から生まれた美しいかたち





一輪の朝顔
「たった一輪の朝顔を残して、他はすべて切ってしまった。」
そんな秀吉と利休の話にも触れて・・・

手から咲いた一輪の朝顔
季節と物語をのせて・・・

なんとも素晴らしき日本のお菓子


夏休み親子教室

| 2017.06.19 Monday

「自分の国の素敵な紙に、触れてもらいたい。」
そんな想いで始めた夏休み親子教室
毎年、小さな手で一生懸命作る姿が何とも愛らしい。





今年は初めての型紙作りにチャレンジ!
丸や四角のクッキーを作る。
自由な形も一つ入れて。





透けるほどに薄い和紙
初めて重ねた時、「クッキーの焼き色みたい!」と感激したことを思い出す。
美味しそうな焼き色ができるかな。





薄い和紙だから、いろいろな形になるんだよ。
丸でもヒモでも、手から生まれる自由な形
ちぎっても、どんな形になってもいいんだよ。





和紙と遊ぶように楽しんでもらえたらいいな。

夏休み親子教室
和紙で作る「スイーツ・リング」他


それぞれの花

| 2017.05.28 Sunday

初夏の和紙スイーツ教室
イメージのお菓子
「紫陽花ケーキ」

小さな花、小さな寒天
細かな作業を重ねて、感激のできあがり。
一人一人、一つ一つ想いの作品。
一緒に並べてみる。
集まった作品は、また別の魅力を放つよう。





キュッと集めてみようかと、並べ替えて。
真ん中を、紫ケーキにしたら・・・
まわりには白いケーキを広げて・・・・・・
まるで大きな額アジサイのよう!
皆さんの顔もまた、花咲くようにほころんで。
今、この時しかできない皆の紫陽花ケーキ!





「私の花、大きいなぁ。」
「私の寒天、盛りだくさんだ!」
「この飾り方、素敵ですね。」
「どうやって作ったの?」
などなど、会話もまた広がっていく。

比べるのではない。
たくさんの表情の中で、自分の個性に気づいていくように・・・・・・





たった一つのかけがえのないお菓子
それぞれの紫陽花ケーキ
それぞれの花


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