和紙スイーツとは、和紙を用いてお菓子から広がる
イメージを表現した倉 美紀のオリジナル作品です。
桜の花びら舞い、季節は次へと移ってゆく。
そんな情景を思い浮かべた１枚の和紙
ピンクの粒は、桜貝なのだと・・・
花びらはどこかへ旅立ってゆくよう。
茶色と白の和紙
なんとも美しい和紙
その色は、キャラメルとミルクのよう。
ショコラにしたら美味しそう。
いろんなショコラができるかな。
いろいろな色の組み合わせ
キャラメル、
ミルク、
キャラメルとミルク
いろいろな味
小さな四角
和紙で包んだ四角い形
私にとってはショコラの姿
風にのってどこへ旅立ってゆくのかな。
どんな形で生れてくるのかな ・・・
小さい頃、よく絵本を読んでいた。
毎月届く、レコード付きの絵本。
久しぶりに手元に戻ってきたその絵本は、ほんとうにボロボロ・・・
「長靴をはいた猫」、「ちびくろサンボ」、「白雪姫」など・・・美しい絵と楽しい音楽にのせた物語の数々。
繰り返し、繰り返し読んでいたようだった。
「あの食卓の場面・・・」
今も鮮明に残るその場面を探すと、ケーキやフルーツが華やいでいた。
食べ物が並ぶそのページが大好きだった。
食卓は、自分の中でとても大切なものだと改めて思う・・・。
よく祖父母のところへ立ち寄っていた。
どんな時間に行っても、いつも第一声は、「ごはん食べてく？」だった。
時々お昼ご飯をごちそうになった。
ごはんとお味噌汁、魚にほうれん草のおひたし、お豆腐・・・
いつも「なんにもないけど・・・」という祖父母。
その温かな食事が大好きだった。
食後には、必ずリンゴをむいてくれた。
楽しい会話がいつまでも続いて・・・・・・
食べ物が並ぶ風景は、いつも楽しい気持ちになる。
大好きな食卓に物語を込めて・・・
