蒸し暑い日が続き、アイスクリームが似合う季節です。
アイスクリームは色も味もいろいろ。
見ているだけで楽しくなります。
只今、アイスクリーム作品をいろいろ制作中。
身近な方に「お好きなアイスは?」とお尋ねしては、それを一つづつ作っています。
お好みは本当に人それぞれ・・・。
一番お好きなアイスを皆さん笑顔で即答されます。
「ストロベリーアイス」、
「チョコミント」、
「オレンジシャーベット」・・・などなど。
時々同じアイスが重なると、2番目もまた即答!
中には「モナカアイス」と答える方もみえ、そこから懐かしのアイスの話に花が咲い
たりして・・・。
作品の向こうに人が見えると、作る楽しさが何倍にも広がるようです。
実際のアイス以外にも、大切な人を浮かべて作ります。
モンブランが好きなあの人に・・・。
素敵な和紙工芸作家さんが漉かれた、とてもチャーミングな模様の和紙。
ストロベリーアイスのように見えて、色を合わせて作りました。
アートをご縁に出逢った方と再会し、何とも愛らしい「まゆ最中」をお土産に頂きました。
上品な薄紫色に、繊細な凹凸模様・・・。
そこからイメージしたアイス。
人と重ねながら、一つづつ増えていくアイスクリーム・・・。
たくさんそろったら、そこからまた会話が生まれるのかな。
見るのも、食べるのも、作るのも楽しいアイスクリームです。
今年の夏の和紙スイーツ教室は、アイスクリーム。
機会がありましたら、目に涼しい和紙スイーツアイスをお楽しみ下さいませ。
夏の和紙スイーツ教室ご案内
それぞれのアイス
お菓子を贈るように
私にとってお菓子作りの大きな楽しみは、「贈る楽しみ」です。
贈る方の顔を浮かべながら、お菓子を選び、そこに季節や色を重ねていくのは
とても豊かで楽しい時間・・・。
お菓子を通して、想いも届くと良いなと思います。
「誕生日のお祝いに・・・」と、作品のご依頼を頂きました。
素敵な大人の女性へのお誕生日プレゼント。
ご希望の色はオレンジやピンクの甘い色。
想いのままに一つずつスイーツを形にし、そこに花やフルーツをちりばめていきます。
その方のお好きなスイーツは、意外にも(!?)ソフトクリーム。
作品の中に小さく忍ばせました。
スイーツに色や季節を重ねていく作業は、本当のお菓子を贈る時のような楽しさです。
大好きなソフトクリームはどんなふうに見つかるのかな・・・。
そんな場面も想像しながら、ひとつひとつ花やスイーツを重ねていきます。
贈る楽しみは、想いが届く楽しみでもあります。
キウイの窓
ところどころに穴のあいた和紙を窓辺に吊るしたら、穴からいろいろな色が見えてきました。
木々の緑や、薄曇りの空の色、紫陽花の紫がちょうど覗いたり・・・。
風で揺れる度に見える色が移り変わり、ゆらゆらと楽しい光景です。
しばらく眺めていたら、丸い形とグリーンがキウイフルーツのように感じました。
この窓から、和紙で作ったキウイを覗かせてみたいな・・・。
制作前に、まずは実物を切って観察。
キウイは毎朝のように食べているのですが、よくよく見ると細かな色とデザイン。
自然のデザインは本当に神秘的で美しい・・・。
中心は白に近い薄緑、放射状に伸びた白いすじ、周りは少しくすんだ緑色。
タネはよくよく見ると、しずく型。
真っ黒ではなく、こげ茶に近い色。
白いすじは、和紙をひも状にして先端を広げたような形かな。
周りのくすんだ緑は、抹茶色にも近いかな。
タネは先をとがらせて。
まだまだ数が入りそう・・・。
和紙って、形と色が同時に作れてすごいな。
作りながら別の窓を見ると、楕円の形がキウイ丸ごとのよう。
次は皮のままを入れてみようかな。
・・・皮の色は何色なんだろう・・・緑、茶色、黄土色・・・?
また観察しなくては。
自然と和紙からは、いつも刺激と発見をたくさんもらっています。