楽しいな

| 2012.07.15 Sunday

楽しいな。

和紙を重ねて包んで、折って、ちぎって、
同じ材料が、みるみるその人の色に形になっていく・・・
それぞれの花が咲いたよう。

和紙スイーツ教室での皆さんの作品
私にとって毎回、感激の時間です。




それぞれの手から生まれる世界
・・・どうなっていくんだろう・・・と、
見つめながらわくわく心躍る想い。

小さな切れ端も、華やかな飾りに・・・
優しい和紙は、手から想いの形になっていくのかな。
皆さん和紙とも遊んでいるよう。
見ているだけで嬉しいな・・・。

「先生が一番楽しそうですね。」
教室中、そう言われることもしばしば。

小さい頃の夢だった「学校の先生」
形は違うけれど、教える楽しさ、触れ合う楽しさは何とも幸せな時間

それぞれの夏のスイーツ
溢れる笑顔と一緒に
ふんわり夏空に羽ばたきそう・・・


楽しいDM

| 2012.07.09 Monday

竹炭、赤土などで描かれた和紙の上に、ご夫妻撮影の写真
さらに洋紙が貼り合わされ、宛名面は美しい白



小原和紙工芸作家、加納登茂美・恒ご夫妻の展示会ご案内葉書
一枚一枚、豊かで温かなお葉書です。

展示の一部に和紙スイーツ作品をご一緒させて頂くため、何枚か頂きました。
ご夫妻からのご案内は、いつも一枚一枚が作品のようです。

お皿にえんどう豆、水槽の中の風景、黄色いチューリップの花びら舞う光と影・・・
写真に和紙の柄が透けて、さらに趣き深い表情に。
その上に綴られた、心吹き抜けるようなメッセージ・・・
展示会はもうここから始まっているようです。

えんどう豆は、キッチンから生まれたお写真とのこと。
食べ物ってなんだか楽しいな。
ぐるりと丸く囲んだ豆たちの楽しい世界

見ていたら、えんどう豆が作りたくなって・・・



お皿の上の食べ物を、ずっと眺めていられることが楽しいのかな。
何だか私も楽しい世界が始まりそう・・・


7/31~8/5
加納登茂美・恒ご夫妻「掌の記憶」~イリュミナシオン・幻視の風景~

どちらも楽しみ

| 2012.02.08 Wednesday

「倉さん、チーズ・・・作れますか?」

「チーズ???」

只今開催中の3人展の打ち合わせでの事。
ご一緒する、陶芸家の藤平さんからのリクエスト。
チーズを盛るために作られた、大好きな器がおありとのことでした。
・・・作家さんがイメージするものを形にできるって楽しいな。
そんな思いでチャレンジしました。


白カビチーズの表面は、ちょっと硬くて揉み和紙の表情が近いかな。
網目の跡はどうやって残そうか・・・。
初めての作業は試行錯誤と発見の連続。
でもその時間こそが、楽しいのかも。





何となく形になってきたところで、調子に乗って青カビにもチャレンジ。
チーズショップに勤める知人に、おすすめのチーズを尋ねて購入。
「このチーズは、青カビの入り方が美しいですよ」と選んでくれました。
・・・カビが美しい?
その表現に思わず感動。

ところで青カビって何色?
青?
緑?
カビはどんな形?

最初は実物から目を離さずに制作。
・・・が気づくと和紙の繊維が流れる美しさに夢中になっていました。
確かに自然の姿は美しい・・・。





たくさんの発見を重ねて生まれた二つのチーズ。
器と合わせて、完成。
イメージが目に見えるものになった楽しさ。





そしてもうひとつの楽しさ。
目に見えないものを想像する楽しさ。

一緒のテーブルに置かれた、かわいいガラスの器はガラス作家・丁子さんの作品。
その名も「まどろみの器」
ワインのお共にオリーブなどを入れたら、きっとぴったり!
何となく器がまどろむような形で、見ているだけで微笑ましい。


イメージを目に見える形にする楽しさ。

イメージをあれこれ想像する楽しさ。

どちらも創作の楽しみ。


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