ボルドー記(4)甘い流れ

| 2012.12.20 Thursday

「月の港ボルドー」

三日月形に流れる、ガロンヌ川
その川沿いに発達した港町から、そう呼ばれています。




ボルドーのサン・レミ教会に飾る作品
高く美しい天井・・・ボルドーの街・・・
いろいろなスイーツが、楽しく舞い上がってゆくような作品が作りたいな・・・
何度も想い巡らせ、作り始めた今回の作品


背景和紙を、この度の展示でも深くご縁を頂いている加納ともみ・ひさしご夫妻に漉いて頂きました。



それは落水紙(らくすいし)という、漉いた和紙に水を落として模様をつけたもの
その流れは、ボルドーのガロンヌ川の形をお願いしました。
そこに虹色の典具帖紙(てんぐじょうし)を重ねて・・・

何度も何度も試行錯誤を重ねた、初めてのタペストリー作品


現地へは、作品パーツと和紙を別々に持参
お世話になっているメゾン・ド・ジャポンのスペース一部をお借りして、
現地で和紙に取りつけ・・・




仕上げは、ごく薄い典具帖紙に桜の花びらをつけて・・・
花びらが浮いているように見えるかな・・・





会場まで運ぶのも一苦労
サン・レミ教会の柱に吊るして・・・
皆の助けをたくさん借りて、ようやく完成した初めての作品





「甘い流れ」

お菓子のまわりの和やかな笑顔
楽しい会話
漂う空気は、甘い流れ

笑顔の花

| 2012.09.24 Monday

最近になって、ようやく咲き出した朝顔



するするとツルを伸ばし、一番高いところまで辿りついてから花咲かせて・・・
秋の空気と、夏の花
美しい秋空に、青い朝顔

ぱっと開いた丸い形は、こころ楽しくなるようで・・・


先日行った和紙スイーツ教室
秋のミニ和菓子

溢れるたくさんの笑顔
作品のまわりの和やかな空気



小さな和菓子を箱に入れ、たくさんの作品が集まるとまた華やいで・・・

作品で表現したいのは、リアルなお菓子ではなく、そのまわりに生まれる和やかな空気
そんな大切なことを、あらためて心に刻みます。

たくさんの笑顔の花が咲きますように・・・





スイーツの音楽会

| 2012.08.05 Sunday

音楽が流れているよう・・・



この和紙を見た時、そう感じました。
ここに「スイーツの音楽会」をのせたいな・・・


楽器は何が良いのだろう。
フルート、バイオリン、トランペット・・・

バイオリンってどんな形
フルートはどんなパーツかな
紙は何が合うのかな・・・
形を考えながら、紙を選びながら一つづつ作ってゆく






チョコムースにマカロン、白いモンブランに洋ナシのムース・・・
どのお菓子に、どの楽器が似合うかな・・・
どんな角度で持たせたらいいのかな。


「スイーツの音楽会」

飾るのは、加納登茂美氏・恒氏の展示会場「幻視の風景」
美しい空間と、和紙スイーツ
何だか舞台に立っているよう・・・








どんな音色が流れているのかな・・・


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