ひかり

| 2018.01.26 Friday



熱田神宮
高い鳥居を見上げると、いつも清々しい気持ちになる。
何度も何度も歩いた道
澄んだ空気のせいか、今日は目に映るものが新しく感じる。

見上げるとつららが。
青空に映えて美しいな。





溶けてポトポトとはじく水滴
光に当たりきれいだな・・・
光の姿も見えてくる。





四季桜が咲いていた。
枝には枯れて落ちた松葉がぶら下がっている。
ゆらゆらと風に揺れる姿が、かんざしの様に見えた。





帰り道、美しい木漏れ日にカメラを向けた。
また光の姿が見えてくる。
撮った写真を見てハッとした。

ふり注ぐ光は虹のようだった。
羽根のようでもあり。
五色の帯のようでもあった。






器の幸せ

| 2018.01.20 Saturday

もう何年、その食器棚に入っていたのだろうか。
実家から貰ってきた沢山の器たち

中には懐かしいお皿もあった。
不思議とその姿を見ると、当時の食卓が浮かんでくる。
少し深みのある楕円のお皿
赤い花柄がまわりを彩る。
そのお皿には、誕生日やクリスマスに華やかなおかずが盛られていた。





お皿にグラスにお鍋などなど、
そのほとんどは、ちょうど器を望む友人宅へ移って行った。
食器たちも、久しぶりに明るい光を浴びたんだろうな・・・
器を整えながら、まるで第2の人生へ送り出すようだと思った。

「頂いた鉄鍋で、すき焼きを作りました。」
数日後、友人から嬉しいメールが届いた。
温かな食卓が浮かぶ。
きっとお鍋も喜んでいると思う。





手元に残した想い出のお皿
赤い花が、今は新鮮に映る。

これから何をのせていこうかな。


カレンダー展(5)印刷

| 2017.10.22 Sunday

「今年もまたお願いします。」
「はい、お待ちしています。」

カレンダー制作の始まる同じ時期、同じ方へ電話で一報する。
印刷会社さんとの、シンプルな会話

この会話もまた10年目
「今年で10年目になるんです。」と、最後に付け加えた。
初めての余談でもあった。
日々膨大な数の印刷の中、伝えるまでもないけれど・・・と思いながら。

すると、「そうですか!実は私共も、毎年倉さんのカレンダーを楽しみにしているんですよ。」と。
・・・・・・驚いた。
そして、とても嬉しかった。



今年も印刷されたカレンダーが届いた。
箱を開けるときは、いつもワクワク、ドキドキ。

10年前、「ここは色がとてもきれいだから」と紹介してもらったオノウエ印刷さん
今年は10年を記念して、裏面に名前を記載させて頂いた。





写真の色、データの色、本印刷の色・・・
1枚1枚、手に取りながら仕上がりを確かめる。
全て見終わり、今年もまた嬉しい気持ちになる。



CDケースに入った小さなカレンダー
たくさんの方に支えられて、
大切な10年目のカレンダーが、できあがった。


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