茶色いろいろ

| 2011.02.02 Wednesday

和紙の色選びは、作品作りの最初にするとても楽しい作業です。
イメージ通りの色や、素敵な染めに出会うとそれだけで嬉しくなってしまいます。



いろいろな色に染まった和紙は、その時々で出会う色も様々。
中でも茶色は色幅が広く、時には頭を悩ませながら選んでいます。

濃い茶色は「ビターチョコレート」
明るの茶色は「ミルクチョコレート」
「コーヒー色」に、「ココア色」
「小豆」は少し紫がかった茶色・・・。

そんなふうにいつもお菓子の色を浮かべながら選んでいます。

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様々な茶色をしたチョコレート。
たくさんの茶色を、味と共に感じるのもこの時期の楽しみです。

ゼリーのような・・・

| 2011.01.23 Sunday

ゼリーのような透き通ったものに心魅かれます。



桜の花びらを入れた桜ゼリー。
花びらがいろいろな方向で固まり、ゼリーの中で舞っているようです。
見ているだけで心華やぐ想いになります。




桜をイメージして作った、和紙スイーツ「桜ケーキ」。
典具帖紙(てんぐじょうし)の中に桜の花びらを入れたらゼリーのようだと思いました。
透けるほどに薄いこの和紙からは、透明感をも感じます・・・。

和紙の魅力「光と影」

| 2010.10.24 Sunday

この時期になると、リビングに温かな光が差し込んできます。

制作中の作品や和紙に光が当たると、急にキラキラと輝き出すようで
その美しさにふと見入ってしまいます。

光の力は本当にすごい・・・。
私が使用している和紙・典具帖紙はとても薄いので、その影もまた薄く、
美しく感じます。

光と影の魅力を感じるようになったのは彼女との出逢いからでした。

光の切り絵作家の酒井敦美さん。

彼女の作品は光と影の世界を行き来し、驚きと共にその奥に広がる物語を感じて・・・。
もうすぐ酒井さんの作品展があり、とても楽しみです。



私にとっては典具帖紙1枚が、光と影のようです。
DSC_7043.jpg

黄色の和紙は光のよう。
グレーの和紙は影のよう。

作品に重ねると光と影を作ってくれます。

これからも和紙と共に、光と影を感じていきたいと思います。

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