美濃の和菓子(1)「押す」

| 2012.05.06 Sunday

現在展示中の「和紙に込めた光たち」
その中で、 「美濃の和菓子」を作品にしました。
1軒目の御菓子所 小川屋さんの制作で感じたキーワードは、「押す」

「押す」
美濃の若鮎やき
●花みこし

『若鮎の形は、ひとつひとつ表情が違う。
手で形作っているんだな・・・。
お腹の形、尾の形・・・ここは手で押した跡かな。
ここはつまんだ形かな。
作品を作っていると、手の跡を想像する楽しさと重なるよう。
和菓子の形は、手の形。』





美濃の和菓子作品で、最初に手掛けたお菓子がこの「若鮎」でした。
今回制作の大きなチャレンジだった「形」
ここから全10作品、様々な形と向き合い、楽しくも苦しい試行錯誤の始まりとなったのです(笑)


~ お店に伺って ~
伺った時、ご主人は忙しそうに生地を焼いてみえました。
甘い香りが漂います・・・。
たくさんのお菓子を頂き、「好きなの作って下さいね。」と笑顔で送って下さいました。

 



包装紙の絵は、ご主人が描かれたそうです。
もともと絵を描くことがお好きで、その勉強もされていたとか・・・。
好きなことが生かされて素敵ですね。

御菓子所 小川屋