ふと、振り返った。
いつの間にか、つぼみが大きく膨らんでいた。
開く直前、内から何かを発するのだろうか。
次の日、ほわんとゆるんでた。
小さなギザギザ歯のようで、かわいい顔に見えてくる。
なにかしゃべり出しそうな。
日に日に開くきれいなピンク
冬の中の春のように。
和紙スイーツとは、和紙を用いてお菓子から広がる
イメージを表現した倉 美紀のオリジナル作品です。
ふと、振り返った。
いつの間にか、つぼみが大きく膨らんでいた。
開く直前、内から何かを発するのだろうか。
次の日、ほわんとゆるんでた。
小さなギザギザ歯のようで、かわいい顔に見えてくる。
なにかしゃべり出しそうな。
日に日に開くきれいなピンク
冬の中の春のように。
以前だったら、もう捨てていたかも知れない。
つぼみで頂いたオレンジ色の百合
ふんわり花開き、美しい色を何日も眺めた。
和紙で花束のように包まれた藤袴
届いた封筒から出てきて、驚き、感激した!
秋の七草の一つ藤袴
美しい薄紫色
摘みたての強い香り
平らになっていたけれど、あまりの瑞々しさに水につけた。
何日かして、もこもこと何かが膨らんできた。
綿毛が膨らみブーケのように!
初めて近くで眺めた藤袴
強い香りはやわらいで、桜餅のような香りがした。