9歳のお誕生日に

| 2019.05.19 Sunday

今年、庭に植えた鈴蘭が初めて花をつけた。
見つけた時、何とも嬉しい気持ちになった。





1年に1回、お誕生日のお祝い作品を作る。
10年間続く幸せなご依頼
今年は9回目、9歳のお誕生日
もうあと1年なのだと感慨深くなる・・・

毎年作品に名前をつける。
想いを込める。
今年の作品は「音」

私が小さい頃、祖父母と一緒に過ごしていた。
きっと溢れるほどの愛情を毎日毎日もらっていたのだと思う。
それは自然なことだった。

大人になり、心の奥底にいつも温かなものがあると感じるようになった。
声なき声のように。
大切なメッセージを想う。
心が感じる声。

その声をその音を思った時、鈴の音が浮かびまた同時に鈴蘭の花が浮かんだ。
愛らしい鈴蘭
他の花にはない何かを持っているようでもあり。
鈴蘭の花模様をつける。





上には鈴蘭の花束。
その女の子が大好きな紫色のリボンをつけて。

彼女が大人になった時、今の温かな時間がいつか声になって感じる時がくるのかな。
温かな声
すずらんの花がゆれるように・・・





お誕生日おめでとう。