日 常

| 2018.09.19 Wednesday

空気がひんやり涼しくなった。
久しぶりに実家へ行こうかな・・・
朝、電話してみる。

何か持っていけるものはないかな。

先日頂いた栗の枝とイガ付きの栗
この前習ったうさぎの折形
検討中のカレンダー写真も見てもらおうかな。



途中で栗きんとんとお抹茶を買う。
ついでに栗おこわも・・・
なんだか紙袋がずっしりいっぱいになった。

1時間に1本のバス
バスを降りて坂を上る。
広い空が見える。





栗の枝とイガ付きの栗に、父も母も驚いていた。
栗きんとんをお皿に並べ、お抹茶を点てる。

折り紙好きの母は、思ったとおりうさぎに夢中になった。
四方紅という四方が紅で縁取られた和紙
一つ折ると、白い折り紙にピンクの蛍光ペンで色を付けて折り始めた。
大きさを変えていくつもいくつも折っていた。






横で父が本を開いて調べものをしていた。
10月に仕事で講座をするという。
定年後も好きな仕事を続けている父

二人ともずっと好きな事があっていいね・・・

折り紙、カレンダーの写真、秋の美味しい食べ物、庭の花
訪れた場所、その歴史・・・
とりとめのない話が続く。


夕方近くなり、風が涼しくなってきた。
帰りも1時間に1本のバス

外に出ると甘い香りがした。
庭に「おしろい花」が咲いていた。
黒い種を割ると、中からおしろいのような白い粉が出てくる。
夕方だけ咲く一日花

一輪だけ摘んでカバンに入れた。
野菜やお菓子をたくさんもらい、カバンは来た時と同じように重かった。





次の朝、おしろい花はもうしぼんでいた。

記憶だけの甘い時ー
かけがえのない日常


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