毎年実をつけてくれるようになった我が家のブラックベリー。
赤から黒へと色が移り変わる様子が美しく、最初は観賞用に求めました。
今では収穫できるほどに成長し、この時期の楽しみです。
よく熟して黒くなった実をシロップ煮にすると、一瞬で美しい赤色が出現します。
最初は魔法のようで、本当に驚きました。
その驚きは今では喜びに変わり、毎回おとずれるその瞬間に思わず笑みがこぼれます。
あの真っ黒な外見からは想像できない鮮やかな朱色。
内に秘めた色。
自然の恵の色。
はっとする輝きの色。
ゼリーやジャムにして頂いていますが、この想いの色を永遠に何かに留めたいとふと思います。
染めることへの楽しみは、こんなふうに始まるのでしょうか・・・。
毎年実るベリーに触れながら、毎年小さな喜びを重ねています。
ベリーの頃
| 2011.07.20 Wednesday
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