バレンタインを前にショコラが華やぐ頃
ビター、スイート、ミルクなど、ショコラの色は様々な茶色
色幅の広い典具帖紙の茶色
いつも苦労しながらショコラ色を探し、合わせていた。
濃い茶色はビターショコラ、明るい茶色はミルクショコラ
和紙スイーツカラーに2つのショコラ色を染めて頂いた。
透けるほど薄い和紙は、その2色を重ねるとまた違った茶色ができてくる。
ビターを2枚にミルクを2枚
ビターを3枚にミルクを1枚
その組わせ方で、生まれるいろいろな茶色
重ねながら、好きなショコラの色を探る。
楽しく、悩ましく。
今度の1日教室でも、この色作りをお楽しみ頂く。
味を重ねながらのショコラ色
どんなショコラが生まれてくるのかな。
和紙スイーツ1日教室「バレンタイン・ショコラ」
和紙スイーツカラー(3)(4)ビターショコラ&ミルクショコラ
和紙スイーツカラー(2)マロン色
小さい頃からなじみのあるモンブラン
そのクリームは、黄色だった。
ケーキ教室の講師を始めた頃、モンブランのクリームはやはり黄色だった。
ある時、それがフランスのマロンペーストに変わった。
初めて見る茶色いペースト
それに生クリームを混ぜ、今はよく見るマロンクリームができた。
和紙で作品を作るようになり、たくさんの茶色の中からその色を探した。
茶色でも黄土でもない、ベージュでもない微妙な色
初めて特別に染めてもらったのも、このマロン色だったと思う。
出来上がった色を筒に巻き、大切に使ってきた。
透けるほどに薄いその和紙は、重ねると色が濃くなる。
よって紐にし、それをマロンクリームにする。
和紙1枚の時の色は、とても薄いマロン色
紐になった時、和紙が重なり色が濃くなって、ほど良いマロン色になる。
微妙な色加減で染めて頂き、いつも感謝している。
栗太郎展を前に、毎日のようにマロン色を紐にする。
何本も何本もよる。
それをクルクルと巻いて、クリームにする。
ぶんわりクルクル
モンブランは、この和紙この色ならでは。
和紙スイーツカラー「マロン」
12色コーナーができる前から商品名に入れて頂いていた。
想いの深いマロンクリームの色
和紙スイーツカラー(1)葡萄色
お菓子の色を浮かべて和紙を探す。
イメージに重なる色を求めて・・・
お世話になっている紙の温度さんで、典具帖紙の「和紙スイーツカラー」コーナーを設けて頂いた。
全12色
まだ調整中の色もあるけれど、お菓子の色が並ぶ嬉しい棚となりました。
その1色でもある葡萄色
紫、赤紫、青紫、深い青・・・
1枚にいろいろな葡萄が並んでいるような染めです。
この時期、果物売り場に並ぶ様々な葡萄
年々種類も増えるよう。
先日、ある葡萄を見てハッとした。
実の色が赤紫、青紫などいろいろでまるで葡萄色の和紙みたい!
思わず買ってしまった。
自然の色ってすごいなぁ・・・
今度は葡萄が和紙の色みたい。
透けるほどに薄い和紙、典具帖紙
1枚、2枚、3枚と重なるごとに色が濃くなり、
重なるごとに色が混じり合ってゆく・・・