5月の和紙

| 2020.05.15 Friday

手紙が届くと嬉しい。
ポストの中で手書きの文字が見える。
ハガキのきれいな絵が見える時もある。

手にとって差出人を見ながら家に入る。
思わず頬がゆるむ。
嬉しい気持ちで家に入り、好きな時にゆっくりと読む。

趣きある封筒
味わいのある包み
小原和紙工芸作家・加納ご夫妻からのお便り
なんだろう、なんだろう・・・と包みを開ける。





温かなメッセージと共に、「5月の和紙を漉いてみました。」と。
5月の和紙!

「5月の空」
「スミレと遊ぶミモザ」
「墨色の光景」
「翡翠色の風」
・・・思わず和紙に名前をつけたくなる。
そんな物語りを誘うような和紙だった。





和紙の折り紙も入っていた。
馬なのかな。
翡翠色流れる風のような馬
翼はないけれど、ペガサスのよう・・・・・・





窓辺に置いてみる。
光に透けた和紙、重なりの濃淡も美しい。
朝の色、昼の色、夕方の色
5月の光
5月の色
5月の和紙


みんなアーティスト!

| 2019.12.04 Wednesday

1枚の小さな白い紙
これがこんなに豊かな表現になるなんて・・・





橦木館での展示会場内で行った初試みのワークショップ
白い紙に典具帖紙で飾りをつける。
ハサミを使わず手でちぎる。
リースに貼ってお客様参加型作品に。





和紙を選ぶ。
手でちぎる。
「こんなに薄い」「柔かい」「立体的になる」などなど、皆さん初めて手にする和紙に驚きの声
自分で考えて自分で作る。
自分で感じて自分で形にする。







最初は戸惑う方
デザインを悩む方
それでも途中から皆さん夢中になっていく。
土台の白い紙から生まれる形は何とも豊か!
キャンディーにちょうちょ、ツリーに靴下、富士山に家に魚に鳥に猫
出来上がる度に驚きと感動が!





だんだんリースが埋まっていく。
まさに老若男女、大人も子供も知らない人も輪になって和気あいあい。
本当に暮らしていたその空間は、家にいるような和やかさがある。
すぐ後ろにあった障子にそっと置いてみる。
これもまたステキ!





楽しいな。楽しいね。
だんだんリースが埋まっていく。
最終日にはどこに貼ろうか・・・と悩むくらいに。





和紙の良さを伝えたいと思っていたけれど、なにか難しいことを言わなくても皆ちゃんと感じてる。
透ける、色が重なる、紐や丸に形がかわる。
典具帖紙ならではの表現を楽しんで、その人ならではの形が生まれてくる。

美しい、楽しい、面白い!
人はみんなアーティストだね。







僕の色(5) 記:栗太郎

| 2019.09.29 Sunday

今年も僕の季節がやってきた。

去年、おじいさんにもらった栗とイガ
僕はその一部を大切にとっておいた。
箱を開けるとそのままの形だった。
イガを触るとまだチクチクする。





まさかそのイガの色を染めることになるなんて・・・
この春、小原和紙のカノウさんにイガの染液をもらった。
それで和紙を染めた。
僕はそれからいろいろなことに感動した。





同じ染液を使っても、染まる色は少しずつちがった。
でもどの色もいい色だった。

今まで僕のマロン色は、カガクセンリョウのトクチュウで染めてもらっていた。
出来上がった色をいつも見本と比べて、いいとかちょっと違うなとか思っていた。

でも自分で染めてみてわかった。
出来た色はみんないい色だって。
濃い色も薄い色も、できたその色を楽しめばいいんだなって。





先日も僕のワークショップがあった。
薄い色が好きな人、濃いめの色が好きな人といろいろだった。
栗染めは人気で、濃いめ色もの薄めの色もみんなその人の素敵な作品になった。
僕はまた感動した。





また新しい栗の季節がやってきた。
僕がいっしょうけんめい染めた和紙
その時の色
みんな楽しんでくれるといいな。

「私の栗太郎を作ろう!」ワークショップご案内


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