季節を運ぶ

| 2021.01.28 Thursday

「ちょうど1年になります。」

展示からご縁を頂いた「川村屋本舗」さん
お店の和菓子を作品にと、昨年1年毎月訪れていた。
早春から華やぐ春へ
新緑から涼しげな夏のお菓子へ
彩りと実りの秋
そしてまた新しい春へと向かう・・・
季節がするすると過ぎゆく中で、和菓子はちゃんと季節を運んでくれた。


昨年と同じお菓子がある。
女将さんに「寒ぼたん」のくぼみの作り方を伺い、「早蕨」の焼き印を見せて頂いたことが懐かしい。
同じ和菓子も今年は今年の顔に見える。





春の色、春の形、春の香り
もうすぐ節分、そして立春へー




御菓子司 川村屋本舗
名古屋市東区泉2丁目4-19
9:00-18:00 日曜定休
https://www.instagram.com/kawamuraya_honpo/


小さなお雛さま

| 2021.01.24 Sunday

1枚の和紙が、手から形が変わってゆく。
ねじると紐になる。
薄い色が集まり濃い色になって。
向こうの色が透ける、2色が重なり違う色が見える。
スローモーションのように形を保つ。



花には花の、空には空の世界があるように、
和紙には和紙の世界があるんだな・・・と思う。

桐箱に入った小さなおひな様
やわらかな春を願いながら。





2/13(土)和紙スイーツワークショップ「ひな祭り」

別の顔

| 2021.01.15 Friday

白い和紙に糊を塗り、色和紙を貼り合わせる。
淡い和紙が色濃くなり、濡れた路面のよう。





乾いた同じ和紙を隣りにふわりと置いてみる。
それぞれ別の顔





和紙の耳がフリフリと。
乾いた和紙と濡れた和紙、なんだか波打ちぎわのよう。





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