カレンダー展(4)デザイン

| 2017.10.04 Wednesday

和紙スイーツカレンダー
表紙と裏、12か月にプロフィール
毎年15枚のデザインを作って頂いている。





最初の頃は、作品と暦が分かれていてた。
月毎のカラーバリエーションや、次の月の絵柄が続いたり、作品の一部がワンポイントになっていたり・・・
毎年の変化が楽しかった。








最近では、作品を全面に使って頂いている。
未熟な写真が美しく補正され、ハッとするトリミングに感動することもしばしば。





反面、写真に直接暦をのせるため、苦労もいろいろ。
暦の位置、文字の色、祝日の色・・・
「この色が、作品と重なって読みづらい。でもトリミングはこのままで!」

などなど勝手な意見を伝えつつ、やりとりを重ねる。
根気よく付き合って下さり、本当に有難く思う。
おかげで今年もまたカレンダーの形になる。


来年の10月は、この作品
どんなトリミングになって、どこに暦がのるのかな。





切抜き通信

| 2017.09.26 Tuesday

「実はあと、お1人なんです。」
「申し込みます!」

ずっと気になっていた通信講座だった。
2年前、電話で問い合わせたその日のことだった。
日々の暮らしの中で出会う紙で、自分で決めた形を切り抜いていく。
買うものだと思っていた紙。
新聞、チラシ、包装紙・・・たくさんの美しく楽しい紙がたくさんあることに気づいた。





自分で決めたモチーフを、自分で決めたテーマで切り抜いていく。
私のモチーフは、しずく
1年目のテーマは、お菓子
2年目のテーマは、花

紙を切り抜いて貼るという作業が、新鮮で楽しかった。
ポストカード、本の表紙、カレンダー、箱に入った本など、
いろいろな課題があった。
毎回帰ってくるコメントを、待ち遠しく嬉しく読んだ。





2年目、いろいろな花を切った後、ひとつの花だけに絞った。
それは、バラの花

赤、橙、黄、緑、水色、紫、茶、金、銀・・・
虹色のような色で、綴っていった。
次第にバラが宝石になり、音楽の音符になっていく。
雨のしずくになり、雪の結晶にもなっていく。





最後の課題は、1冊の本
美しいバラの花束を贈る・・・というストーリーだったけれど、
日々の中、見上げる空に、雨のしずくに、目に見えないものに、
バラの花が咲くような、美しい瞬間がちりばめられているのだと感じるようになり、
当初とはちがう物語りになった。





2年間のノートや本
只今、「切抜き通信展」で飾って頂いている。
暮らしの紙と重ねた時間。
これからどんな花が、心に咲いていくのかな・・・

9/26(火)~10/1(日)
「紙・土・布ものづくり展」・「切抜き通信展」・「こども寺子屋展」
ギャラリー・モーネコンピス


| 2017.09.25 Monday




天井を見上げると、虹が映っていた。
ハッとした。
きれいだなぁ・・・
しばらく見ていた。

壁にもあった。
上から見てみたら、思いがけず長かった。
季節、時間、天気できっとちがうんだろうな。





少ししたら、それはもう消えていた。
きれいだったな・・・
消えた虹
かすかに残るなにか・・・かな。


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