鮮やかな黄緑色に目が留まる。
何だろう・・・と近づいてみる。
小さな栗のイガがコロンコロンと落ちていた。
見上げると上には大きな栗の木が。
水色の空に夏の緑
たくさんの栗の実をつけて。
秋に実る栗
今こうして準備しているんだね。
ハッとするようなビビットカラーの黄緑色
自然の色はすごいなぁ・・・
彼もびっくりしてるかな。
夏空とくり
僕の色(5) 記:栗太郎
今年も僕の季節がやってきた。
去年、おじいさんにもらった栗とイガ
僕はその一部を大切にとっておいた。
箱を開けるとそのままの形だった。
イガを触るとまだチクチクする。
まさかそのイガの色を染めることになるなんて・・・
この春、小原和紙のカノウさんにイガの染液をもらった。
それで和紙を染めた。
僕はそれからいろいろなことに感動した。
同じ染液を使っても、染まる色は少しずつちがった。
でもどの色もいい色だった。
今まで僕のマロン色は、カガクセンリョウのトクチュウで染めてもらっていた。
出来上がった色をいつも見本と比べて、いいとかちょっと違うなとか思っていた。
でも自分で染めてみてわかった。
出来た色はみんないい色だって。
濃い色も薄い色も、できたその色を楽しめばいいんだなって。
先日も僕のワークショップがあった。
薄い色が好きな人、濃いめの色が好きな人といろいろだった。
栗染めは人気で、濃いめ色もの薄めの色もみんなその人の素敵な作品になった。
僕はまた感動した。
また新しい栗の季節がやってきた。
僕がいっしょうけんめい染めた和紙
その時の色
みんな楽しんでくれるといいな。
「私の栗太郎を作ろう!」ワークショップご案内
大人の夏休み
「大人はダメですか?」
キッズ教室へ、時々そんなお問い合わせを頂く。
「大人の夏休み」
そんなワークショップがあってもいいなと思う。
子供のころ、夏休みは長い長い特別な時間だった。
その感覚は今も残り、夏は他の季節にはないどこか楽しい気分になる。
夏休み、友人宅へ「私の栗太郎を作ろう!」出張ワークショップ
さてさてどんな時間になるのかな。
初めて使う栗で染めた和紙
よって紐にする。
くるくる巻いてマロンクリームにする。
美味しそうな栗色になったかな。
「好きな小物を作る。」
自分で考える。
色を選ぶ。
形にする。
・・・急に静かになって、それぞれが自分の世界
出来上がった作品を写真撮影
・夏だから
・リゾート気分でリラックス
・大好きなものだから
それぞれの創造の世界に感動!
自分で考えて、表現するってすばらしい!!
ワークショップを終えて、贅沢にもご主人お手製のお蕎麦を頂く。
大人の夏休み
気分は子供に戻ったように・・・