卒業

| 2019.03.21 Thursday

卒業式
最近見かける制服姿や艶やかな袴姿
キラキラとした空気もまとうように。
もう卒業式にはほど遠いけれど、3月になると今も大きな区切りを想う。





ずいぶん長い間手つかずだった箱。
箱も記していた文字も、かなり古くなっていた。
いよいよ処分しようと箱を開ける。

OL時代ウィンドーを飾った紙人形
入学式、ウェデイング、人魚姫にシンデレラ・・・
季節や物語を重ねながら必死で考え飾った空間

たくさんの桜を作ったんだなぁ・・・
「ピンクと薄紫が4:1の割合で」というメモもあり今は微笑ましい。





卒業式の女学生
洋紙、和紙、友禅紙にクレープ紙・・・
どうでどうやって選んできたのだろうか。
きっと試行錯誤しながら、一生懸命作ったのだと思う。





どの作品も迷わず「紙」だった。
当時、作品を作りながら、こういう道もあったのではと心大きく揺れた。
長い時を経て、いくつかの道を巡り今もまた紙。


3月はいつも卒業を想う。
慣れた場所を去るのはさみしいけれど、きっと新しい景色が見えてくる・・・
心晴れやかに、次へと歩む。

愛おしき卒業

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