時々母からもらうヒヤシンスの球根
専用のガラスの花瓶を取り出して、久しぶりの水栽培
見え始めたつぼみは、王様の冠のよう。
ある日、花が開いていた。
ヒヤシンスの香り
午後の光を浴びて、花びらがキラキラと光っていた。
ラメ入りの花びらのようだった。
毎日花開き、大きく膨らみだんだん傾き始めた。
折れないように木の枝をはさんだ。
満開近くなり、大きく傾いたヒヤシンス
やさしい薄紫
なつかしい香り
「ヒヤシンス咲いたかな?と思って。」
そう言ってかかってくる電話
「ヒヤシンス咲いたから、電話しようと思ってた。」
そんな会話もなつかしいヒヤシンス