スイーツへの想い

| 2010.12.06 Monday



3週間の個展は、夢のように過ぎてゆきました。

会場への道には紅葉が舞い、美しいじゅうたんのよう・・・。
夕陽を浴びた看板を見つめながら、初個展から3年間の歩みと新たな始まりを感じていました。

初個展をした会場で3年ぶりにお会いする方、
何度も個展をご覧頂いている方、
柔らかな表情で初めてご覧頂く方、
会場には来られなくとも、遠くからいつも温かく見守ってくれる方々・・・。

自分が好きで表現している作品で、多くの方と出会えることは本当に幸せなのだと、
心に沁みわたります。

また皆さんから頂くご感想やご意見には、ハッとすることばかり・・・。
自分の作品のことは、自分が一番わからないのかも知れません。
いつも多くのことに気づき、本当にありがたいです。



和紙でスイーツを表現した「和紙スイーツ」。

今回、スイーツが全く入らない作品を2点飾りました。
その時の自分の想いだけを、和紙と楽しみながら表現した作品です。

期間中、その作品についてたくさんの方々からご感想を頂きました。
ご覧になる方の感じる力には、本当に驚かされます。

目に映る、お菓子の華やかで愛らしい色と形。

一方で、お菓子を作る時の楽しい気持ち。
時には不安な気持ち。
お菓子と和紙から感じる愛情。
・・・目に見えないもの。

皆さんとお話ししながら、表現は違っても想いは同じなのだと気がつきました。



初個展で、「一生の思い出になれば・・・」と飾った和紙スイーツ。

皆様のおかげで、3年間続けることができました。
本当にありがとうございました。

また気持ちも新たに、甘く温かな空気が届けられるよう進んでいきたいと思います。

大好きなお菓子と和紙を楽しみながら・・・。