キウイの窓

| 2011.06.17 Friday

ところどころに穴のあいた和紙を窓辺に吊るしたら、穴からいろいろな色が見えてきました。

木々の緑や、薄曇りの空の色、紫陽花の紫がちょうど覗いたり・・・。
風で揺れる度に見える色が移り変わり、ゆらゆらと楽しい光景です。


DSC_1775縦M10.jpg


しばらく眺めていたら、丸い形とグリーンがキウイフルーツのように感じました。
この窓から、和紙で作ったキウイを覗かせてみたいな・・・。


制作前に、まずは実物を切って観察。
キウイは毎朝のように食べているのですが、よくよく見ると細かな色とデザイン。
自然のデザインは本当に神秘的で美しい・・・。


DSC_1681.jpg


中心は白に近い薄緑、放射状に伸びた白いすじ、周りは少しくすんだ緑色。
タネはよくよく見ると、しずく型。
真っ黒ではなく、こげ茶に近い色。


白いすじは、和紙をひも状にして先端を広げたような形かな。
周りのくすんだ緑は、抹茶色にも近いかな。
タネは先をとがらせて。
まだまだ数が入りそう・・・。

和紙って、形と色が同時に作れてすごいな。


DSC_1712S20M10ロゴ.jpg 


作りながら別の窓を見ると、楕円の形がキウイ丸ごとのよう。
次は皮のままを入れてみようかな。
・・・皮の色は何色なんだろう・・・緑、茶色、黄土色・・・?
また観察しなくては。

自然と和紙からは、いつも刺激と発見をたくさんもらっています。

≪前の記事 紫陽花色の和紙
≫次の記事 お菓子を贈るように