お菓子にのせて

| 2017.05.11 Thursday

「手をだしてごらん」
その手にのせられた小さなもの。
手を開くと、そこには一粒のキャラメルが・・・・・・


 


ドラマのワンシーン
一粒のキャラメルにのせた想い。
どんな想いが届くのかな。

これはお菓子だからこそなんだよね。
甘さと一緒に何を受け取ったのかな・・・・・・



用事で少し遠くへ行った。
そこへ行くと必ず寄る、大好きな和菓子屋さん
いつもお店の方と交わす会話もまた、楽しみの一つ。
が、今回は時間もなく初めて駅にある店舗へ行った。
いつものお菓子を注文した。

包んで頂いているわずかな間、お店の方と言葉を交わす。
その和やかさにつられ、つい「いつも本店で求めているんです。」と話した。

「これから電車でお帰りですか?」
「はい」と答えつつ、何だろう・・・?

「これをどうぞ」
小ぶりのどら焼きを下さった。
すごく驚いた!
そしてとても嬉しかった。





電車の中で愛らしいどら焼きを見つめながら、そこにのせられた想いを感じる。
これは私に頂いた、たった一つの特別なお菓子
不思議だね。商品とは全く違う。
今度お店に行ったら、今日のことをお話したいな。

お菓子を頂きながら、温かな想いも頂くよう。
お菓子が消えて、嬉しい想いが残る。

これはお菓子だからかな。
それともその方だったからかな。
それとも両方かな。


≪前の記事 春夏秋冬
≫次の記事 7才のお誕生日に