縁側で、おばあさんと話をするのが大好きだった。
小さな小さな縁側で、大きな世界が広がっていた。
夢に包まれた空気は甘いのかな。
夢への気持ちが甘い空気を作るのかな。
夢を叶えたら、甘い空気が皆へも届くかな。
猫が苦手な栗太郎。
突然出くわせてビックリ!
「栗子、おにぎりの中味は何かなぁ」
「お兄ちゃんの好きなシャケだよ」
「うわぁ・・・どれにしようかなぁ・・・」
こんなところで咲いていたんだね。
僕、毎日ここに見に来るからね。
「早く乾かないかなぁ・・・」
初夏の空は洗濯日和
昔は楽しかったな。
でも今はもっと楽しいな。
あしたは何をしようかな。
「栗子、いくよぉ!」
「まかせて、お兄ちゃん」
がっクリ・・・・・・
やっと、できた・・・。
初めて漉いた僕の和紙
お兄ちゃん、やっぱり栗色が一番しっクリくるね。
もうすぐお母さんのケーキが焼けるね。
部屋中、オレンジ色になってきたね・・・